2020年2月29日土曜日

茶碗の飲み口

お茶を茶碗から飲む時、茶碗の右横90度辺りから飲む。
しかし常に右真横から飲む訳ではない。
右真横から飲むのは、本勝手の時だけである。

本勝手 : 亭主の右手の方向に客が座る状態。亭主は右手で茶碗を出す。

本勝手の時、亭主が建水に水(湯)を捨てる時には、左手で捨てる。
茶碗の水を捨てる位置は、茶碗正面の右真横になる。
客が茶碗の飲んだ辺りから、水(湯)も捨てている。
良く考えられている。

逆勝手の時には、亭主の右横に建水があり、水(湯)を捨てるのも右手で捨てる。
捨てる位置は、茶碗の左真横になる。
本勝手の時の逆の位置から捨てている。

となると、
逆勝手の場合、客も本勝手とは逆の場所からお茶を飲むことになる。
お茶を茶碗から飲む時、茶碗の左横90度辺りから飲む。

茶碗を廻して、出す時も返す時も、本勝手と逆勝手は異なる。
本勝手で右回り(時計回り)に茶碗を回す場合には、逆勝手では左回り(反時計回り)に回す。
同じく、本勝手で左回り(反時計回り)に茶碗を回す場合には、逆勝手では右回り(時計回り)に回す。


参照
2015年2月12日 「逆勝手 客 お茶の飲み方
2017年10月9日 「茶碗と茶器(茶入)の置き合わせ 道具の格

2020年1月12日日曜日

大棚 水指の蓋 扱い方 炉

炉の大棚。 居前から水指の蓋を取る

台子等の大棚や長板で、地板の上の右側に水指を置いている場合、
(台子や長板の諸飾り、利休袋棚など)

居前から水指の蓋を取る時は、
右手で取り、右手で水指に立て掛ける。
右手 → 左手 → 右手

蓋をする時は、そのうち返しとなる。
右手で蓋を取って、右手で蓋をする。
右手 → 左手 → 右手

棚の中央より右側に水指を置いているので、この様に右手で取って右手で置くことになる。
水指が身体の右側にある時と同じやり方をしている。

畳の左右中央に水指を置いている場合(運びや小棚の場合)には、当然右手で取って左手で立て掛ける。


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2019年12月25日水曜日

布巾 雑巾 折り方

布巾、雑巾、手拭き、茶巾、みな表裏がない作りになっている。
片側は手前に折って、反対側は向うに折って、縫ってある。
どちら側を使っても良いようになっている。

但し、そのように作ってあっても、布巾と雑巾は表と裏を区別して竹釘に掛ける。
布巾と雑巾は、
二つ折りにし、四つ折りにし、八つ折りにし、更にもう一回折って、
折り目を竹釘に掛ける。

四つ折りにした状態では、布巾雑巾の縫い目だけが上に見える。
四つ折りにした時に、表と裏とを区別している。
留意して四つ折りにした方が良い。

折り方は、
二つ折りまでは一緒だが、四つ折りと八つ折りについては、
左側に掛ける布巾と右側に掛ける雑巾は、逆方向に折る。

左側に掛ける布巾は、左から右に向かって四つ折り、もう一度左から右に向かって八つ折りにする。
更に中央を折って竹釘に掛ける。

右側に掛ける雑巾は、右から左に向かって四つ折り、もう一度右から左に向かって八つ折りにする。
更に中央を折って竹釘に掛ける。

両方とも、中央に向かって折っている。
竹釘に掛けた状態では、
左に掛けた布巾の二つ折りの時の折り目は手前にあり、四つ折りの時の折り目は右側にあり、
右に掛けた雑巾の二つ折りの時の折り目は手前にあり、四つ折りの時の折り目は左側にある。



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2019年11月1日金曜日

点前 稽古 終りのお辞儀

稽古の点前では、始まりと終わりには全員でお辞儀をする。総礼とも言う。
点前の終わりでは、亭主は道具を膝前に置いてお辞儀をする。
拝見がある場合には、膝前に御三器を置いてお辞儀をする。

これは、茶道口の廊下が「畳敷き」の場合の事である。
「板張り」の場合には、道具を水屋に持ち帰って、改めて茶道口まで戻って、膝前には何も置かずにお辞儀をする。

畳敷きの場合は、道具を水屋に持ち帰らず、膝前に置いてお辞儀をしても良い事になっている。
当然、道具を水屋に持ち帰って、膝前に何も置かずにお辞儀をしても良い。

但し、膝前に道具を置いてお辞儀をするのは、稽古の場合の事であって、
茶事の場合には、膝前には何も置かずに挨拶をする。

下記も参照
2015年6月26日「拝見物を水屋に下げる 茶事


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2019年10月6日日曜日

茶通箱

茶通箱には、「二つ入り茶通箱」と「三つ入り茶通箱」がある。
二つとも水屋の物である。

相伝の茶通箱で使われるのは、「二つ入り茶通箱」である。

小間の水屋には、「二つ入り茶通箱」を使う。

広間の水屋には、「三つ入り茶通箱」を使う。
広間では客人数が多い場合があるので、替え茶器を入れておく為、「三つ入り茶通箱」にする。

稽古の水屋では、普通「三つ入り茶通箱」を置いてある。



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2019年9月27日金曜日

茶碗にお湯を注ぐ 水を注ぐ

茶碗にお湯(水)を注ぎ入れる時、茶碗の右側にお湯が垂れて、
茶碗を取ると、畳が濡れている事がよくある。
その原因の大部分は、柄杓の底の部分が茶碗の右の縁から外に出て、
柄杓の底からお湯が畳に落ちている。

柄杓の合からお湯を茶碗のどこに落とすかが、重要である。
茶碗の中心にお湯を落とさないようにする事が大切である。

お湯の落とし始めは、茶碗の左側手前に落とす。
茶碗の7時~8時位の縁に近い所に落とし始める。
 (注)茶碗の7時~8時とは、
    茶碗の手前正面を6時、向こう正面を12時と考えた場合、
    茶碗の左手前側に当たる。

茶碗の縁に近い辺りに落とし始めたら、
落とし終わるまでその位置を動かさないようにする。
同じ場所に落とす。
お湯を落とす位置を茶碗の中心の方にずらさない様にする。
これが大事である。

茶碗の中心辺りにお湯を落とすと、
柄杓の合の底が茶碗の外に出て、茶碗の外にお湯の滴が落ちてしまう。
注意すべき事である。

但し、あまり気にし過ぎる事でもない。
畳は所詮替えるものであるから、悪くなれば畳を替えれば良い。
先生のお宅での稽古であれば、こうも言っておられないので、出来るだけお湯を垂らさない様に注意する必要がある。

下記も参照。
2018年7月1日 「柄杓 お湯(水)を汲む
2018年7月1日 「お茶を点てる 留意点 茶の量 お湯の量
2015年5月9日 「濃茶の点て方 濃さ
2015年5月9日 「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量
2015年5月9日 「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる
2015年5月2日 「濃茶 濃さ 元伯宗旦


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2019年6月2日日曜日

二重切 花入 花を入れる

二重切の花入に花を入れる場合、下の座に入れる。
水は、上にも下にも入れておく。


何故下の座に花を入れるかについては、「槐記 かいき」に詳しい。

近衛家熙公の「槐記」によれば、
家熙公が常修院慈胤法親王(天台座主、三千院門跡)に、二重切花入について伺った話として、
次の様に言われたと書いてあるそうだ。(現代文に近く修正した)

「必ず(しも) 下に活けたるが良し 上には水を張れば 花を入れたる心なり
上に活けて良ければ 一重切が良き筈なり
上に活けては高すぎると思いて 二重にしたるものなれば 必ず(しも) 下が良き筈なり
花にもその心得あるべし」

近衛家熙 1667年生~1736年歿 (関白 太政大臣、予楽院)

下記も参照
2016年2月7日 「花所望  茶事(1)


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