2014年10月13日月曜日

菓子を頂く時の懐紙の使い方


懐紙は、男子用(これが本来の懐紙の大きさ)と女子用がある。
寸法は、二つ折り状態で
  男子用 : 約5寸8分×3寸5分
  女子用 : 約4寸8分×2寸9分
1帖30枚。二つ折りにして、最低1帖を懐中する。
使う時は、二つ折の折った方を手前に置く。

1.客畳では、畳の縁(へり)から膝まで8寸開けて座る。

2.膝前の空きの真中に懐紙を置く。
  二つ折りの折り目が手前。



3.懐紙を動かさずに、菓子を取る。
    干菓子器に2種の菓子が載っている場合は、
    向こう、手前の順に取る。
    向こうに大きな干菓子、手前に小さな干菓子が、載っている。

4.菓子は、干菓子は当然だが、重菓子類も手でつかんで食する。
  一人一人に黒文字を付けて出された時はそれを使えば宜しいが、
  持参の楊枝を使う事はない。

基本的に懐紙は清浄な物であるので、1枚目を裏返して折って重ねた上に菓子を取る事はしない。
持っている懐紙をそのままで使う。
表面が毛羽立っている様な懐紙なら、1枚目を捨てて2枚目を使えば宜しい。

水分が多い菓子等は、懐紙の1枚目を取って重ねて使えば宜しい。


下記も参照
2015年4月1日 「菓子と黒文字 茶事
2015年2月6日 「お茶と菓子
2014年10月21日 「稽古 煙草盆と菓子器の運びだし お辞儀
2014年10月13日 「菓子器と蓋 扱い


2016-12-27 加筆


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