板床
床の間には、畳を敷き込んだ「本床」と板を張った「板床」がある。
板床には、
框(かまち)が入って一段高くなったものと
座敷の畳と同じ高さの踏込床(ふみこみどこ)がある。
地板には、松、ケヤキ、カエデ、桜などが用いられる。
板床では、六代 覚々斎好みの原叟床が有名。
畳一畳分の床板の内側に床柱を立てた、踏込床。
板床は、茶事では客の入室前に濡れ雑巾でふき、水けを含ませておく。
2016-12-25 図を追加
2019-1-10 用語が間違っていたので修正(蹴込床→踏込床)
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2015年7月22日水曜日
2015年7月13日月曜日
絞り茶巾 風炉 炉
絞り茶巾
絞り茶巾は式正の点前では行わない。
薄茶点前のもの。濃茶では行わない。
茶巾は、きちんと畳む前の、絞った状態のままにしておく。
水はまだ絞り切れていない。
茶碗に仕込んでいる時でも、釜の蓋の上に置く時でも、茶巾の端の耳にしている方を左側にして横向きに置く。
茶巾を茶碗に仕込む時は、茶杓と茶筅はいつもの通り。
風炉 盛夏の折りの茶巾の扱い。
茶巾を釜の蓋の上に横向きに置く。
お湯を茶碗に入れる。
茶筅通し。
茶碗を温め、お湯を建水に捨てる。
茶碗は拭かずに膝前に置く。
茶巾を絞り、畳んで、置いている茶碗の底に入れる。
茶碗を取り上げ、茶巾で拭く。
炉 極寒の折りの茶巾の扱い。
茶巾を釜の蓋の上に置く。
お湯を茶碗に入れる。
茶筅通しの初め、茶筅を茶碗に落としたら、そこで中止。
茶巾を絞り、畳んで、その茶巾は釜の蓋の上に戻す。
茶筅通しの続きをする。
茶碗を温め、お湯を建水に捨てる。
茶巾を取って、いつもの様に茶碗を拭く。
風炉では、茶碗を冷やす心持を表わす。
炉では、茶碗を温めておく心持を表わす。
茶巾を絞り直す時、茶巾は通常一度左右に引き伸ばし、再び四つに折って絞り直すが、
茶巾を広げずに、絞った状態のまま直ぐに建水の上で絞る仕方もある。
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絞り茶巾は式正の点前では行わない。
薄茶点前のもの。濃茶では行わない。
茶巾は、きちんと畳む前の、絞った状態のままにしておく。
水はまだ絞り切れていない。
茶碗に仕込んでいる時でも、釜の蓋の上に置く時でも、茶巾の端の耳にしている方を左側にして横向きに置く。
茶巾を茶碗に仕込む時は、茶杓と茶筅はいつもの通り。
風炉 盛夏の折りの茶巾の扱い。
茶巾を釜の蓋の上に横向きに置く。
お湯を茶碗に入れる。
茶筅通し。
茶碗を温め、お湯を建水に捨てる。
茶碗は拭かずに膝前に置く。
茶巾を絞り、畳んで、置いている茶碗の底に入れる。
茶碗を取り上げ、茶巾で拭く。
炉 極寒の折りの茶巾の扱い。
茶巾を釜の蓋の上に置く。
お湯を茶碗に入れる。
茶筅通しの初め、茶筅を茶碗に落としたら、そこで中止。
茶巾を絞り、畳んで、その茶巾は釜の蓋の上に戻す。
茶筅通しの続きをする。
茶碗を温め、お湯を建水に捨てる。
茶巾を取って、いつもの様に茶碗を拭く。
炉では、茶碗を温めておく心持を表わす。
茶巾を絞り直す時、茶巾は通常一度左右に引き伸ばし、再び四つに折って絞り直すが、
茶巾を広げずに、絞った状態のまま直ぐに建水の上で絞る仕方もある。
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2015年6月26日金曜日
薄茶をすくう ガケ 茶器
薄茶
棗などの茶器に入った薄茶を茶杓ですくう時、
手前ではなく、向こう側に横から茶杓を入れて、お茶をすくって行く。
最初の一杓、二杓の時は、崖(がけ)を作る事は出来ないが、
三杓目ないし四杓目からは、茶杓の腹でお茶を落として、崖を作って、
下に落としたお茶を茶杓ですくう。
お茶の崖は奇麗に作る。凸凹にならない様に奇麗な崖にする。
しかしながら、
お茶の崖は早く切り(落とし)過ぎない様にする。
落としたお茶が少なくなってから、崖を切ってお茶を落とす。
下記も参照
2015年5月2日 「濃茶 濃さ 元伯宗旦」
2015年5月9日 「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる」
2015年5月9日 「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量」
2015年5月9日 「濃茶の点て方 濃さ」
2016-09-21 修正
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棗などの茶器に入った薄茶を茶杓ですくう時、
手前ではなく、向こう側に横から茶杓を入れて、お茶をすくって行く。
最初の一杓、二杓の時は、崖(がけ)を作る事は出来ないが、
三杓目ないし四杓目からは、茶杓の腹でお茶を落として、崖を作って、
下に落としたお茶を茶杓ですくう。
お茶の崖は奇麗に作る。凸凹にならない様に奇麗な崖にする。
しかしながら、
お茶の崖は早く切り(落とし)過ぎない様にする。
落としたお茶が少なくなってから、崖を切ってお茶を落とす。
下記も参照
2015年5月2日 「濃茶 濃さ 元伯宗旦」
2015年5月9日 「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる」
2015年5月9日 「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量」
2015年5月9日 「濃茶の点て方 濃さ」
2016-09-21 修正
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拝見物を水屋に下げる 茶事
茶事で、
濃茶ないし薄茶が終わり、拝見の道具を水屋に下げて茶事が終わる事になるが、
稽古であれば、拝見物(茶入、茶杓、仕服など)を膝前に並べて挨拶をする。
しかし、
茶事では、茶道口外で拝見物を膝前に並べて客に挨拶することはない。
拝見物は水屋に持って帰り、再度茶道口外に戻ってから、客に挨拶する。
又は、客から見えない壁際などに置いて、膝前には何も置かずに挨拶をする。
下記も参照
2019年11月1日「点前 稽古 終りのお辞儀」
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濃茶ないし薄茶が終わり、拝見の道具を水屋に下げて茶事が終わる事になるが、
稽古であれば、拝見物(茶入、茶杓、仕服など)を膝前に並べて挨拶をする。
しかし、
茶事では、茶道口外で拝見物を膝前に並べて客に挨拶することはない。
拝見物は水屋に持って帰り、再度茶道口外に戻ってから、客に挨拶する。
又は、客から見えない壁際などに置いて、膝前には何も置かずに挨拶をする。
下記も参照
2019年11月1日「点前 稽古 終りのお辞儀」
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水指 濡らす
土もの水指
運びで使う時、十分に濡らして運び出す。
共蓋であれば、蓋も水で濡らして十分水を含ませる。
棚に飾る場合は、
水指は、土ものであろうと何であろうと水屋で完全に拭き切って飾る。
よって、
共蓋であっても、建水の上で蓋の水を切る必要はない。
釉薬のかかった青磁や染付の様な水指は、表千家では殆ど運びに使わないが、
そのような水指を運びに使う場合は、水屋で水をかけて軽く露を押える程度にする。
共蓋であれば、同様に水をかけて露を押えて運び出すので、建水の上で蓋の水を切るかどうかは、その時と場合に応じる。
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共蓋であれば、蓋も水で濡らして十分水を含ませる。
棚に飾る場合は、
水指は、土ものであろうと何であろうと水屋で完全に拭き切って飾る。
よって、
共蓋であっても、建水の上で蓋の水を切る必要はない。
釉薬のかかった青磁や染付の様な水指は、表千家では殆ど運びに使わないが、
そのような水指を運びに使う場合は、水屋で水をかけて軽く露を押える程度にする。
共蓋であれば、同様に水をかけて露を押えて運び出すので、建水の上で蓋の水を切るかどうかは、その時と場合に応じる。
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2015年6月16日火曜日
器の持ち方
菓子器その他の器を両手で持つ時、
(角盆、丸盆、喰籠その他)
前後の手前側(または向こう側)でなく、
真ん中(前後の中央)を持つ。
親指は、器の上に出ない。器の上端より下にある。
特に木を削り出して薄作りに作ってある器は、片手で持たない様に注意する。
割れる恐れがある。
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(角盆、丸盆、喰籠その他)
前後の手前側(または向こう側)でなく、
真ん中(前後の中央)を持つ。
親指は、器の上に出ない。器の上端より下にある。
特に木を削り出して薄作りに作ってある器は、片手で持たない様に注意する。
割れる恐れがある。
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2015年6月6日土曜日
自然な「手」の位置
茶室で、
立っている時、また立って歩いている時、
道具を持っていない時の「両手」、又は
片手に道具を持っているが、持っていない方の「手」は、
自然に下げた状態で、体の側面ではなく、少し太ももの前よりに近づけて置く。
体の真横には置かない。
座っている時の「手」は、
亭主は、太ももの上に、体に近づけて置く。
掌(手の平)が太ももに着く。
客は、両太ももの上、体の中心に手を軽く組んで置く。
掌は下を向いても、体の方を向いても、どちらでも良いとは思う。
見苦しくなく、自然に、手を組んで置けば良いと思う。
なお、
立ってお辞儀をする時は、そのまま自然に手を下げた状態で、腰を曲げる。
両手を体の前(お腹のあたり)に組んで置いて、お辞儀をする事はない。
それは日本式のお辞儀にはない。
両肘が左右に広がって非常に見栄えが悪い。
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立っている時、また立って歩いている時、
道具を持っていない時の「両手」、又は
片手に道具を持っているが、持っていない方の「手」は、
自然に下げた状態で、体の側面ではなく、少し太ももの前よりに近づけて置く。
体の真横には置かない。
座っている時の「手」は、
亭主は、太ももの上に、体に近づけて置く。
掌(手の平)が太ももに着く。
客は、両太ももの上、体の中心に手を軽く組んで置く。
掌は下を向いても、体の方を向いても、どちらでも良いとは思う。
見苦しくなく、自然に、手を組んで置けば良いと思う。
なお、
立ってお辞儀をする時は、そのまま自然に手を下げた状態で、腰を曲げる。
両手を体の前(お腹のあたり)に組んで置いて、お辞儀をする事はない。
それは日本式のお辞儀にはない。
両肘が左右に広がって非常に見栄えが悪い。
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