しかし常に右真横から飲む訳ではない。
右真横から飲むのは、本勝手の時だけである。
本勝手 : 亭主の右手の方向に客が座る状態。亭主は右手で茶碗を出す。
本勝手の時、亭主が建水に水(湯)を捨てる時には、左手で捨てる。
茶碗の水を捨てる位置は、茶碗正面の右真横になる。
客が茶碗の飲んだ辺りから、水(湯)も捨てている。
良く考えられている。
逆勝手の時には、亭主の右横に建水があり、水(湯)を捨てるのも右手で捨てる。
捨てる位置は、茶碗の左真横になる。
本勝手の時の逆の位置から捨てている。
となると、
逆勝手の場合、客も本勝手とは逆の場所からお茶を飲むことになる。
お茶を茶碗から飲む時、茶碗の左横90度辺りから飲む。
茶碗を廻して、出す時も返す時も、本勝手と逆勝手は異なる。
本勝手で右回り(時計回り)に茶碗を回す場合には、逆勝手では左回り(反時計回り)に回す。
同じく、本勝手で左回り(反時計回り)に茶碗を回す場合には、逆勝手では右回り(時計回り)に回す。
2015年2月12日 「逆勝手 客 お茶の飲み方」
2017年10月9日 「茶碗と茶器(茶入)の置き合わせ 道具の格」