稽古の始まりと終わりには、亭主・客共に一緒にお辞儀をする。 総礼とも言う。
これは稽古のものである。
稽古の時、例えば、
薄茶点前の始まりに、亭主は茶碗を膝前に置き、茶道口の襖を開けて、お辞儀をする。
同時に客もお辞儀をする。 ここから薄茶点前の稽古が始まる。
薄茶点前の終わりには、亭主は水次ぎ薬缶を膝前に置いて、茶道口の外でお辞儀をし、
客もまたお辞儀をして、亭主が襖を閉めた所で、薄茶点前の稽古が終わる。
しかし、これは稽古だからやっている事である。
実際の茶事ではしない事である。
茶事の初座では、客が入室した後、亭主は茶道口を開けてお辞儀をする。
正客から席に入る様に勧められて、亭主は席中に進み、
改めて正客にお辞儀をして挨拶をする。
その後、亭主は連客にも挨拶して、茶事が進行して行くことになる。
初座の炭点前を始める時に、
茶道口で炭斗を前にして、亭主がお辞儀をする事はない。
後座でも、濃茶を始める時に、
茶道口を開けて茶碗を膝前に置いて、亭主がお辞儀をすることもない。
初炭の場合、
炭を直す旨を正客に申して、水屋に戻り(茶道口は開けたまま)、
炭斗を持ち出して(炉の場合は、灰器も)茶室に入る。
茶道口前で座ることなく、立ったまま入る。
茶道口を閉め、炭を始める。
後座、濃茶の場合、
客が後座入りをした後、
茶碗を膝前に置き、茶道口を開けて、そのまま立って茶室に入り、
いつもの通りに濃茶を始める。
初座の始まりでお辞儀をして挨拶をしているので、個々の点前の始まりと終わりで挨拶などはしないものである。
稽古は稽古であって、実際の茶事とは少し違う事を理解して置く必要がある。
大寄せ茶会の場合は、点前毎にお客が入れ替わるので、席主の考え方で好きにすればよい。
下記も参照
2018年3月16日 「稽古 お辞儀 総礼 茶事(2)」
2015年03月14日 「お辞儀 一礼」
2014年10月21日 「稽古 煙草盆と菓子器の運び出し お辞儀」
2018-4-22 修正
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2016年6月27日月曜日
2016年6月2日木曜日
桑小卓 柄杓・蓋置 建水・蓋置
桑小卓 柄杓・蓋置飾る
点前の終わりの柄杓と蓋置の飾り方には二通りある。
(1)天板に斜めに飾る、入り飾り。
蓋置は合の真下、柄の節にかかる辺りに置く。
(2)左側の奥の柱に柄杓の合をもたせかけ、柄の先は左側の手前の柱の根元に置く。
水指の蓋をしたら、すぐに柄杓・蓋置を飾る。
柄杓の合は手前を向かせ、斜めに柱に立てかける事になる。
右手で柄杓の節の少し上を持ち、左手は柄の先に添えて、立てかける。
蓋置は、中棚の左側手前、柄杓の柄の先の右横に取り敢えず仮置きして、
水指前に並べてある茶碗・茶器(薄茶の場合)の内、茶碗を勝手付きに仮置きし、茶器を天板に戻す。
棚前が空いたところで、
仮置きの蓋置を右斜め上から握り、左手であしらって、地板に置き易い様に、横から握り直して、地板の左右中央の少し奥に置く。
薄茶でも拝見がある場合は、濃茶の場合に準じる。
濃茶の場合、
水指の蓋をした所で、正客から拝見の挨拶。
それを受けて、すぐに柄杓・蓋置を飾る。
蓋置は、中棚に取り敢えず仮置きして、
水指前に並べてある茶碗を、勝手付きに仮置きし、茶入他を拝見に出す。
建水を勝手に引く前に、
仮置きの蓋置を右手で取り、地板の左右中央の少し奥に置く。
建水も飾る場合、
水指に水を加えた後、
洗った建水を持ち出し道具畳の左右中央に座り、
建水を左膝の線から少し前に出して、左手で置き、地板の蓋置を建水に右手で入れ、
建水の左右の真中を両手で持って、地板に入れる。
両手が棚に触る位入れたら、
右手、左手と建水の手前に持ち直して、建水の手前が地板から少し出る位まで、両手で奥に入れる。
又は、
拝見物がある場合、
拝見物を取りに来る時、建水を持って出て、建水を棚の地板に入れてから、拝見物の前に移り、お尋ねに答える。
建水を必ず飾る必要はありません。
お客に特に見て頂きたい建水でない場合でしたら、建水は飾らない方がむしろ宜しいでしょう。
建水も飾っている時の点前の始まりは、
茶碗を持ち出し、左手で勝手付きに仮置き。
建水を飾った時の打ち返しで、建水を棚から引き出して、
左手で左膝横の膝から少し下がった定所に置く。
茶器を天板から下して水指前右寄りに置き、仮置きした茶碗を右手で取り、水指前に置き合せる。
右手で建水の中の蓋置を取って、左手であしらい、右手で定所に置く。
柄杓を取って、蓋置に引く。
「どうぞお楽に」の挨拶。
建水を進めて、後はいつもの通り。
蓋置だけ地板に飾っている時の点前の始まりは、
茶碗を持ち出し、左手で勝手付きに仮置き。
地板に置いている蓋置を、中棚の左側手前、柄杓の柄の先の右横に取り敢えず仮置きして、
「どうぞお楽に」の挨拶。
建水を進めて、後はいつもの通り。
なお蛇足になるが、柄杓蓋置を飾った状態からは濃茶点前を始めないので、上記の「点前の始まり」は薄茶の場合です。
(組合点、仕組点を除く)
参照
点前の終わりの柄杓と蓋置の飾り方には二通りある。
(1)天板に斜めに飾る、入り飾り。
蓋置は合の真下、柄の節にかかる辺りに置く。
(2)左側の奥の柱に柄杓の合をもたせかけ、柄の先は左側の手前の柱の根元に置く。
水指の蓋をしたら、すぐに柄杓・蓋置を飾る。
柄杓の合は手前を向かせ、斜めに柱に立てかける事になる。
右手で柄杓の節の少し上を持ち、左手は柄の先に添えて、立てかける。
蓋置は、中棚の左側手前、柄杓の柄の先の右横に取り敢えず仮置きして、
水指前に並べてある茶碗・茶器(薄茶の場合)の内、茶碗を勝手付きに仮置きし、茶器を天板に戻す。
棚前が空いたところで、
仮置きの蓋置を右斜め上から握り、左手であしらって、地板に置き易い様に、横から握り直して、地板の左右中央の少し奥に置く。
薄茶でも拝見がある場合は、濃茶の場合に準じる。
濃茶の場合、
水指の蓋をした所で、正客から拝見の挨拶。
それを受けて、すぐに柄杓・蓋置を飾る。
蓋置は、中棚に取り敢えず仮置きして、
水指前に並べてある茶碗を、勝手付きに仮置きし、茶入他を拝見に出す。
建水を勝手に引く前に、
仮置きの蓋置を右手で取り、地板の左右中央の少し奥に置く。
建水も飾る場合、
水指に水を加えた後、
洗った建水を持ち出し道具畳の左右中央に座り、
建水を左膝の線から少し前に出して、左手で置き、地板の蓋置を建水に右手で入れ、
建水の左右の真中を両手で持って、地板に入れる。
両手が棚に触る位入れたら、
右手、左手と建水の手前に持ち直して、建水の手前が地板から少し出る位まで、両手で奥に入れる。
又は、
拝見物がある場合、
拝見物を取りに来る時、建水を持って出て、建水を棚の地板に入れてから、拝見物の前に移り、お尋ねに答える。
建水を必ず飾る必要はありません。
お客に特に見て頂きたい建水でない場合でしたら、建水は飾らない方がむしろ宜しいでしょう。
建水も飾っている時の点前の始まりは、
茶碗を持ち出し、左手で勝手付きに仮置き。
建水を飾った時の打ち返しで、建水を棚から引き出して、
左手で左膝横の膝から少し下がった定所に置く。
茶器を天板から下して水指前右寄りに置き、仮置きした茶碗を右手で取り、水指前に置き合せる。
右手で建水の中の蓋置を取って、左手であしらい、右手で定所に置く。
柄杓を取って、蓋置に引く。
「どうぞお楽に」の挨拶。
建水を進めて、後はいつもの通り。
蓋置だけ地板に飾っている時の点前の始まりは、
茶碗を持ち出し、左手で勝手付きに仮置き。
地板に置いている蓋置を、中棚の左側手前、柄杓の柄の先の右横に取り敢えず仮置きして、
茶器を天板から下して水指前右寄りに置き、仮置きした茶碗を左手で取り、水指前に置き合せる。
建水を勝手から持って出て、いつもの様に身体の横に置く。
蓋置を取って定所に置き、柄杓を取って、蓋置に引く。建水を勝手から持って出て、いつもの様に身体の横に置く。
「どうぞお楽に」の挨拶。
建水を進めて、後はいつもの通り。
なお蛇足になるが、柄杓蓋置を飾った状態からは濃茶点前を始めないので、上記の「点前の始まり」は薄茶の場合です。
参照
2015年6月5日 「桑小卓 風炉 平建水」
2016年5月17日火曜日
組合点 習事
組合点
組合点は、建水に由緒がある場合に、それをあらかじめ点前座に飾って濃茶を点てる点前。
拝領物、名物等の建水を重んじて扱う時に行われる。
千家四代 江岑が紀州徳川家初代頼宣 南龍公より南蛮瓶蓋(なんばんかめぶた)の建水を拝領して、その建水を点前座に飾ったのが、「組合点」の始まり。
建水を重んじる点前であるので、木地曲げの建水を使うことはない。
建水は点前座に飾るものではないので、
あらかじめ建水を点前座に飾る為には、
通常建水より前に運び出す(もしくは飾っておく)道具を全て前もって飾っておく。
よって組合点では、建水以外に、
茶入、茶碗、水指、茶杓、茶筅・茶巾、柄杓・蓋置も飾っておく。
亭主は、出帛紗のみを懐中して席に入る事になる。
通常、広間の場合、棚を用いて、柄杓・蓋置は棚に飾る。
小間の場合に、
釣り棚(隅棚)、柄杓釘、道庫がある場合には、それに柄杓・蓋置を飾る。
無い場合には、膝前少し先の勝手付きに蓋置を置き、それに柄杓を縦に引いておく。
炉の場合、
組合点では膝前に少し余裕を持って座るが、
それでも建水が大きくて、膝前に置くには余裕がない時には、
膝前少し左に、建水(茶碗・茶入も入れたまま)を置き、茶碗・茶入を膝前に取る。
七代 如心斎(1700年前半の家元)の頃までは「組合手前」、
八代 啐啄斎(1700年後半の家元)頃から「組合点」と言ったらしい。
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組合点は、建水に由緒がある場合に、それをあらかじめ点前座に飾って濃茶を点てる点前。
拝領物、名物等の建水を重んじて扱う時に行われる。
千家四代 江岑が紀州徳川家初代頼宣 南龍公より南蛮瓶蓋(なんばんかめぶた)の建水を拝領して、その建水を点前座に飾ったのが、「組合点」の始まり。
建水を重んじる点前であるので、木地曲げの建水を使うことはない。
建水は点前座に飾るものではないので、
あらかじめ建水を点前座に飾る為には、
通常建水より前に運び出す(もしくは飾っておく)道具を全て前もって飾っておく。
よって組合点では、建水以外に、
茶入、茶碗、水指、茶杓、茶筅・茶巾、柄杓・蓋置も飾っておく。
亭主は、出帛紗のみを懐中して席に入る事になる。
通常、広間の場合、棚を用いて、柄杓・蓋置は棚に飾る。
小間の場合に、
釣り棚(隅棚)、柄杓釘、道庫がある場合には、それに柄杓・蓋置を飾る。
無い場合には、膝前少し先の勝手付きに蓋置を置き、それに柄杓を縦に引いておく。
炉の場合、
組合点では膝前に少し余裕を持って座るが、
それでも建水が大きくて、膝前に置くには余裕がない時には、
膝前少し左に、建水(茶碗・茶入も入れたまま)を置き、茶碗・茶入を膝前に取る。
七代 如心斎(1700年前半の家元)の頃までは「組合手前」、
八代 啐啄斎(1700年後半の家元)頃から「組合点」と言ったらしい。
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2016年5月11日水曜日
風炉 大棚、長板
風炉に使う大棚は、風炉・釜をのせる事が出来る台子、及び長板になる。
大小ある場合は、風炉をのせる必要があるから大は風炉用、小は炉用になる。
竹台子などの様に、炉風炉両用もある。
風炉の大棚・長板での飾り様は、
諸飾 ・・・ 「風炉釜」 「水指」 「柄杓立・火箸・柄杓」 「建水・蓋置」を飾る。
天板の中央に、初座では茶入、後座では茶入を畳に下ろし、茶器を飾る。
二つ飾 ・・・ 「風炉釜」 「水指」を飾る。
天板の中央に茶器を飾る。
柄杓・蓋置は、台子・長板の左端前の畳の上に蓋置を置き、柄杓を引く。
柄杓・蓋置は、台子・長板には飾り残さず、水屋に持ち帰る。竹の蓋置を使う。
薄茶点前に限る事が多い。
2015年5月27日 「竹蓋置」 を参照。
一つ飾 ・・・ 「風炉釜」を飾る。
天板の客付き三分の一に、初座では茶入、後座では茶器を飾る。
水指は、棚の左端前に、細水指を居前に向かって斜めに飾る。
柄杓・蓋置は、風炉前の板の上に蓋置を置き、柄杓を引く。
柄杓蓋置は、台子・長板の風炉の左に柄杓を縦に飾り、蓋置をその右に飾る。
蓋置は、竹でなく、焼物などを使う。
なお、炉の大棚・長板での飾り様は、
次も参照されたい。
2016年12月1日 「柄杓湯返し 竹蓋置 広間」
2016年1月30日 「長板 色々」
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大小ある場合は、風炉をのせる必要があるから大は風炉用、小は炉用になる。
竹台子などの様に、炉風炉両用もある。
風炉の大棚・長板での飾り様は、
諸飾 ・・・ 「風炉釜」 「水指」 「柄杓立・火箸・柄杓」 「建水・蓋置」を飾る。
天板の中央に、初座では茶入、後座では茶入を畳に下ろし、茶器を飾る。
二つ飾 ・・・ 「風炉釜」 「水指」を飾る。
天板の中央に茶器を飾る。
柄杓・蓋置は、台子・長板の左端前の畳の上に蓋置を置き、柄杓を引く。
柄杓・蓋置は、台子・長板には飾り残さず、水屋に持ち帰る。竹の蓋置を使う。
薄茶点前に限る事が多い。
2015年5月27日 「竹蓋置」 を参照。
一つ飾 ・・・ 「風炉釜」を飾る。
天板の客付き三分の一に、初座では茶入、後座では茶器を飾る。
水指は、棚の左端前に、細水指を居前に向かって斜めに飾る。
柄杓・蓋置は、風炉前の板の上に蓋置を置き、柄杓を引く。
柄杓蓋置は、台子・長板の風炉の左に柄杓を縦に飾り、蓋置をその右に飾る。
蓋置は、竹でなく、焼物などを使う。
中仕舞にはしない。
なお、炉の大棚・長板での飾り様は、
「水指」 「柄杓立・火箸・柄杓」 「建水・蓋置」を飾る。
天板の中央に、初座では茶入、後座では茶入を畳に下ろし、茶器を飾る。
次も参照されたい。
2016年12月1日 「柄杓湯返し 竹蓋置 広間」
2016年1月30日 「長板 色々」
2016年1月27日 「小袋棚 炉 濃茶点前」
2016年1月19日 「台子・長板 諸飾 炉 火箸・建水・蓋置の扱い等」
2016年1月11日 「大棚 初炭 羽箒・香合を飾る(飾らない)」
2015年10月18日 「風炉一つ置 茶器仮置き」
2014年12月30日 「紙釜敷 炉 風炉」
2016年1月19日 「台子・長板 諸飾 炉 火箸・建水・蓋置の扱い等」
2016年1月11日 「大棚 初炭 羽箒・香合を飾る(飾らない)」
2015年10月18日 「風炉一つ置 茶器仮置き」
2014年12月30日 「紙釜敷 炉 風炉」
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風炉 炭点前 炭斗動かす 羽箒
風炉 炭斗を動かす
持ち出して置き付けた位置から炭斗を動かすのは、
「棚なし」の炭点前
風炉の右の空き中央に炭斗を置き、その位置のまま羽箒・火箸、香合を下ろす。
炭斗と風炉の間に羽箒・火箸を置く空きがあるから、炭斗を動かさない。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
下火を直した火箸を左手に持たせ、右手で炭斗の左縁を持って、畳の上を引きずりながら、
炭斗を左に寄せる。
女子は、火箸を炭斗の胴炭の左横に入れ、両手で炭斗を左に寄せる。
胴炭から始め、炭をつぎ終わったら、火箸を炭斗中央に入れ、両手で炭斗を元の場所に戻す。
「大板」 ・・・棚なしの炭点前とほぼ同じ。
風炉の右横の空き中央に炭斗を置き、その位置のまま羽箒・火箸、香合を下ろす。
炭斗が大きくて下しにくい場合は、炭斗を右に動かしてもよい。
「小棚」
炭斗を持ち出し、棚前に置き、身体を風炉正面に移してから、両手で炭斗を少し右横に動かす。
膝の右横を空けて羽箒・火箸を置き易くする為である。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
下火を直した火箸を左手に持たせ、右手で炭斗の左縁を持って、畳の上を引きずりながら、
炭斗を左に寄せる。
女子は、火箸を炭斗の胴炭の左横に入れ、両手で炭斗を左に寄せる。
胴炭から始め、炭をつぎ終わったら、火箸を炭斗中央に入れ、
両手で炭斗を右に寄せた位置まで戻して、
羽箒で掃いた後、香をたく。
釜を風炉に掛けたら、釜敷・鐶、羽箒を炭斗に戻し、炭斗を初めの運び出した位置に戻す。
「中置」 ・・・小棚の炭点前とほぼ同じ。
炭斗は、風炉の小板(敷瓦)より手前の右寄りに置く。
身体を風炉正面に移したら、直ぐに両手で炭斗を右に動かす。
羽箒、香合は炭斗から下すが、火箸は下ろさない。
中置の為、身体は畳の左右中央に座っているので、膝と炭斗の間の空きが少ないからである。
「大棚」 ・・・小棚の炭点前とほぼ同じ。
炭斗を持ち出し、水指前に置き、身体を風炉正面に移してから、両手で炭斗を少し右横に動かす。
羽箒・火箸、香合を炭斗から下す。
柄杓立がある場合は、柄杓立てから火箸を取り、羽箒の左横に並べて置く。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
柄杓立がある場合、
釜を風炉に掛けたら、釜敷・鐶を炭斗に戻す。
火箸の払い方は、2016年1月11日「炉 長板 諸飾り 炭点前」を参照のこと。
「竹台子一ツ飾り」 ・・・中置の炭点前とほぼ同じ。
炭斗は、棚前右寄りに置く。
身体を風炉正面に移したら、直ぐに両手で炭斗を右に動かす。
羽箒、香合は炭斗から下すが、火箸は下ろさない。
羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
2021-7-13 加筆
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持ち出して置き付けた位置から炭斗を動かすのは、
「棚なし」の炭点前
風炉の右の空き中央に炭斗を置き、その位置のまま羽箒・火箸、香合を下ろす。
炭斗と風炉の間に羽箒・火箸を置く空きがあるから、炭斗を動かさない。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
下火を直した火箸を左手に持たせ、右手で炭斗の左縁を持って、畳の上を引きずりながら、
炭斗を左に寄せる。
女子は、火箸を炭斗の胴炭の左横に入れ、両手で炭斗を左に寄せる。
胴炭から始め、炭をつぎ終わったら、火箸を炭斗中央に入れ、両手で炭斗を元の場所に戻す。
炭斗が大きくて下しにくい場合は、炭斗を右に動かしてもよい。
「小棚」
炭斗を持ち出し、棚前に置き、身体を風炉正面に移してから、両手で炭斗を少し右横に動かす。
膝の右横を空けて羽箒・火箸を置き易くする為である。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
下火を直した火箸を左手に持たせ、右手で炭斗の左縁を持って、畳の上を引きずりながら、
炭斗を左に寄せる。
女子は、火箸を炭斗の胴炭の左横に入れ、両手で炭斗を左に寄せる。
胴炭から始め、炭をつぎ終わったら、火箸を炭斗中央に入れ、
両手で炭斗を右に寄せた位置まで戻して、
羽箒で掃いた後、香をたく。
釜を風炉に掛けたら、釜敷・鐶、羽箒を炭斗に戻し、炭斗を初めの運び出した位置に戻す。
「中置」 ・・・小棚の炭点前とほぼ同じ。
炭斗は、風炉の小板(敷瓦)より手前の右寄りに置く。
身体を風炉正面に移したら、直ぐに両手で炭斗を右に動かす。
羽箒、香合は炭斗から下すが、火箸は下ろさない。
中置の為、身体は畳の左右中央に座っているので、膝と炭斗の間の空きが少ないからである。
「大棚」 ・・・小棚の炭点前とほぼ同じ。
炭斗を持ち出し、水指前に置き、身体を風炉正面に移してから、両手で炭斗を少し右横に動かす。
羽箒・火箸、香合を炭斗から下す。
柄杓立がある場合は、柄杓立てから火箸を取り、羽箒の左横に並べて置く。
風炉を掃いた羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
柄杓立がある場合、
釜を風炉に掛けたら、釜敷・鐶を炭斗に戻す。
羽箒を取って釜の蓋を掃き、炭斗の上に戻す。
炭斗の火箸を取って、炭斗の上で火箸の先を羽箒で払い、柄杓立に戻す。
炭斗を初めの運び出した位置に戻した後、身体を炭斗の前に移して、炭斗を持って水屋に下がる。
炭斗を初めの運び出した位置に戻した後、身体を炭斗の前に移して、炭斗を持って水屋に下がる。
炭斗を運び出した位置に戻してから、火箸の先を羽箒で払う方法もある。
炭斗を初めの運び出した位置に戻した後、炭斗の火箸を取って、炭斗の上で火箸の先を羽箒で払い、柄杓立に戻す。
身体を炭斗の前に移して、炭斗を持って水屋に下がる。
火箸の払い方は、2016年1月11日「炉 長板 諸飾り 炭点前」を参照のこと。
「竹台子一ツ飾り」 ・・・中置の炭点前とほぼ同じ。
炭斗は、棚前右寄りに置く。
身体を風炉正面に移したら、直ぐに両手で炭斗を右に動かす。
羽箒、香合は炭斗から下すが、火箸は下ろさない。
羽箒は、炭斗と釜の間に斜めに置く。
2021-7-13 加筆
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炉 炭点前 炭斗動かす 羽箒
炉 炭斗を動かす
持ち出して置き付けた位置から炭斗を動かすのは、
炉に灰を撒いた後、羽箒で掃き、火箸を取って枝炭を灰器に置いたら、
その火箸を左手に持たせ、右手で胴炭を炉に入れた後、
左手の火箸はそのままにして、右手で炭斗を畳を引きずり、炉の傍に寄せる。
女子は、胴炭を入れた後、火箸を炭斗中央に戻し、両手で炭斗を炉の傍に寄せる。
炉を掃いた後の羽箒は、香合の右に斜めに置く。
但し、大棚の場合は、香合の右に羽箒を縦にして置く。
炭をつぎ終わったら、枝炭を炭斗に戻し、
火箸を炭斗中央に入れ、両手で炭斗を元の場所に戻す。
なお、次も参照されたい。
2014年11月13日 「羽箒 羽根 炭点前」
2014年12月30日 「紙釜敷 炉 風炉」
2015年1月7日 「炭台 炭点前 炉」
2015年1月7日 「炭台 炭その他の配置」
2016年1月11日 「大棚 初炭 羽箒・香合を飾る(飾らない)」
2016年1月11日 「炉 長板 諸飾り 炭点前」
2016年5月11日 「風炉 炭点前 炭斗動かす 羽箒」
2017-12-18 参照項目を追加
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持ち出して置き付けた位置から炭斗を動かすのは、
炉に灰を撒いた後、羽箒で掃き、火箸を取って枝炭を灰器に置いたら、
その火箸を左手に持たせ、右手で胴炭を炉に入れた後、
左手の火箸はそのままにして、右手で炭斗を畳を引きずり、炉の傍に寄せる。
女子は、胴炭を入れた後、火箸を炭斗中央に戻し、両手で炭斗を炉の傍に寄せる。
炉を掃いた後の羽箒は、香合の右に斜めに置く。
但し、大棚の場合は、香合の右に羽箒を縦にして置く。
炭をつぎ終わったら、枝炭を炭斗に戻し、
火箸を炭斗中央に入れ、両手で炭斗を元の場所に戻す。
なお、次も参照されたい。
2014年11月13日 「羽箒 羽根 炭点前」
2014年12月30日 「紙釜敷 炉 風炉」
2015年1月7日 「炭台 炭点前 炉」
2015年1月7日 「炭台 炭その他の配置」
2016年1月11日 「大棚 初炭 羽箒・香合を飾る(飾らない)」
2016年1月11日 「炉 長板 諸飾り 炭点前」
2016年5月11日 「風炉 炭点前 炭斗動かす 羽箒」
2017-12-18 参照項目を追加
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2016年4月12日火曜日
向切 炭斗に炭を組む 小間 炉
炉が向切の場合、炭斗は炉の左側に置く。
よって、炭斗の炭の組み方は、炉・風炉の右側に炭斗を置く広間の場合と逆になる。
胴炭を中心として、
炭斗の左側に、添炭・丸管・割管・枝炭・釜敷を入れる。
右側に、火箸・鐶(火箸に掛けて)・香合・羽箒を置く。
火箸・羽箒を下ろす位置は、炉の左横に羽箒、その左に火箸、その左に炭斗となる。
香合は、羽箒の先に置く。
灰器を仮置きする場所は、炭斗の更に左側(少し前)となる。
羽箒の仮置きは、灰器の前に斜めにして置く。
羽箒の羽根の狭い方が火箸を向く原則があるので、羽は所謂「風炉の羽根」を使う。
2014年11月13日「羽箒 羽根 炭点前」を参照のこと。
炭斗から羽箒・火箸・釜敷を取る(入れる)時は、左手を使う。
香合だけは、右手を使う。
香を焚く為に、香合を左手に載せている場合は、右手で火箸を取る(置く)。
写真の炭斗の火箸には鐶が掛かっていないが、これは自在で釜を吊っている為で、
五徳に釜を載せている場合には、火箸に鐶を掛けて持ち出す。
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よって、炭斗の炭の組み方は、炉・風炉の右側に炭斗を置く広間の場合と逆になる。
胴炭を中心として、
炭斗の左側に、添炭・丸管・割管・枝炭・釜敷を入れる。
右側に、火箸・鐶(火箸に掛けて)・香合・羽箒を置く。
火箸・羽箒を下ろす位置は、炉の左横に羽箒、その左に火箸、その左に炭斗となる。
香合は、羽箒の先に置く。
灰器を仮置きする場所は、炭斗の更に左側(少し前)となる。
羽箒の仮置きは、灰器の前に斜めにして置く。
羽箒の羽根の狭い方が火箸を向く原則があるので、羽は所謂「風炉の羽根」を使う。
2014年11月13日「羽箒 羽根 炭点前」を参照のこと。
炭斗から羽箒・火箸・釜敷を取る(入れる)時は、左手を使う。
香合だけは、右手を使う。
香を焚く為に、香合を左手に載せている場合は、右手で火箸を取る(置く)。
写真の炭斗の火箸には鐶が掛かっていないが、これは自在で釜を吊っている為で、
五徳に釜を載せている場合には、火箸に鐶を掛けて持ち出す。
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