2014年11月23日日曜日

竹台子 一つ飾り

竹台子  村田珠光好み
桐木地、竹の四本柱

諸飾りで使うものであったが、七代 如心斎により、一つ飾りが工夫された。

如心斎好み・・地板中央に鳳凰風炉、富士釜を置く。

但し、竹台子は風炉の一つ飾りだけに用いるものではなく、風炉、炉いずれの季節にも使用する。

竹台子一つ飾り

薄茶器は、天板客付三分の一。
茶入は、棚前右寄り、薄茶器より少し右になる。
「三分の一」とは、中央(風炉釜の位置)を少し外すとの意味で、物理的な1/3ではない。

蓋置を地板の風炉の前左に置き、蓋置に引いた柄杓は、風炉の中央になる。

蓋置の正面は右向き、蓋置正面に右手親指を掛けて置く。
女子の場合、蓋置を左掌の上で正面が右向きになる様に持ち直しても良い。

仕服は、天板勝手付き手前に載せる。

水指は、細水指を台子左端手前に、居前に向けて斜めに飾る。

点前の終わりには、
柄杓を、地板の上勝手付きの方に左手で縦に置き、
蓋置は、正面を手前になる様に直して、柄杓の右側に節に三分の一位かかる位置に右手で置く。
柄杓・蓋置を飾り残す為、蓋置は竹でなく、少し侘びた焼物などを使う。
竹の蓋置は飾り残さない。
中仕舞にはしない。

拝見がある場合、
柄杓・蓋置を地板に飾ってから、
茶碗を動かす時は、膝前に取り敢えず仮置きして、茶入(又は 茶器)を拝見に出し、
さらに、茶杓・仕服を出した後、茶碗と茶入を置き合せていた位置の中央に、
膝前の茶碗を戻して、建水を持って水屋に戻る。





下記を参照。

2014年10月13日 「風炉 中置 濃茶(拝見に出す時の茶碗の仮置き)
2014年10月13日 「風炉 中置 濃茶(始まり)
2015年10月18日 「風炉一つ置 茶器仮置き
2016年5月11日 「風炉 炭点前 炭斗動かす 羽箒
2016年5月11日 「風炉 大棚、長板


2016-09-01 修正
2017-10-07 修正(拝見がある時の茶碗の仮置きを追加)
2017-10-11 修正

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