2017年1月10日火曜日

小間 台目切 初炭点前 羽箒・香合

炉 初炭
炭点前の順序は、広間四畳半切 大棚(長板)とおおよそ同じ。

隅棚や釣棚がある場合には、初座には棚に羽箒・香合を飾る。
中柱には、普通袋釘を打ってあるので、袋釘がある場合は、羽箒を袋釘に掛ける。
釣棚の下段中央に香合を飾る。

炭斗、灰器を持って出て、置き付ける。

中柱がない場合、
棚の方に向かい、右手で羽箒を取り、左手であしらって、膝前に置く。

次に香合を右手で取って、左手に持たせ、
右手に羽箒を取って、炉に向き直り、羽箒を置き、
次に左手の香合も右手に取って置く。

女子は別々に置く。
棚に向かって、右手で羽箒を取って、左手であしらい、
右手に取り直して、右手に持たせ、炉に廻って羽箒を置く。

又、棚に向き直って、香合を取り、左手に持たせ、炉に廻って香合を置く。

羽箒は、最初は炭斗と炉縁の間の炉に近く置き、羽箒を使った後は香合の右に縦に置く。
香合は、炭斗正面の縁内に置く。

羽箒・香合を置き付けてから、釜鐶・火箸を炭斗から下ろす。
釜鐶は、炭斗手前の縁外に置く。
火箸は、炭斗と羽箒の間に置く。
炉縁→羽箒→火箸→炭斗と並ぶ。

中柱に袋釘がある場合、

中柱の方に向き、左手で羽箒を取り、右手で膝前に置いてから、
次に香合を右手で取って、左手に持たせ、
右手に羽箒を持って、炉に向き直り、羽箒を置き、香合も右手に取って置く。

女子は別々に取って置く。

袋釘に掛けた羽箒を左手で取るについて、文字だけ見ると、右手の方が取り易そうに感じるが、
実際自分で羽箒を取ってみると、右手では非常に取りにくい、左手の方が取り易い。


下記も参照
2020年12月9日 「抱清棚 初炭 羽箒の扱い
2016年1月11日 「炉 長板 諸飾り 炭点前
2015年1月7日 「炭台 炭点前 炉
2014年11月13日 「羽箒 羽根 炭点前

2014年12月2日「羽箒と香合 炉 初炭 台目柱」は、この項に統合して、削除した。
2017-01-10 修正
2017-10-26 修正
2020-12-9 修正

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3 件のコメント:

  1. 初めて拝見させて頂きました。
    書籍などで調べたり、高齢の先生に尋ねたりしておりますが、物忘れが多くなり、中々答えて頂けることが少なくなってきたので、こちらのサイトは助かります。

    風炉の台目棚での、炭手前・薄茶手前・濃茶手前なども掲載されておりますでしょうか。

    掲載頂けると幸いでございます。

    よろしくお願い致します。

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    1. コメント 有難うございます。
      広間の台目棚での点前については過去書いた事はありません。
      台目棚は、中柱がある小間の点前を広間で稽古出来るようにしたものですが、
      私の小間は、向切で中柱はありませんので、我家では台目棚の稽古は致しません。
      申し訳ありませんが、
      今後も台目棚の点前の順番などは書かないと思います。
      私には、関心が殆どありませんし、必要もないものですから。

      台目棚の留意点は、
      (1)中柱に掛けた羽箒の取り方
      (2)炉の水指を置く場所
      (3)炉の茶入、茶入・茶碗、茶入・茶筅を置く場所
      (4)仕服の中柱への掛け方
      位でしょうし、
      (1)以外と点前の順序については、 表千家のお茶関係の本に書かれていると思います。

      師事していた宗匠からお聞きした事やその他見聞きした事で、
      家元宗匠・内弟子宗匠が出版されている書籍に記載されていない事などを中心に、
      私は覚えとしてノートを書き残しています。
      私が亡くなった後に少しでもそれが遺るようにしたいと思って、このブログを書き始めました。
      よって、出版してある書籍に書かれていること以外を出来るだけ書きたいと思っています。

      なお、
      私のブログの内容で疑問点などありましたら、私の知っている範囲で私の考えをお答えしますので、コメント欄に記入して頂きたいと思います。

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  2. 関心のない事にこれだけコメント頂き
    恐縮でございます。

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