2016年12月6日火曜日

置き道庫 広間 炉 濃茶

家元の祖堂は、道安囲いになっており、点前座の勝手側(左側)には引き戸が付いて、道庫が仕組まれている。
この道庫には底が付いておらず、持ち運びが出来るようになっている。

このような道庫を広間に置いて、棚物として使う特殊なやり方がある。
台目棚と同じ様に、広間で小間の台目切りの稽古をする為に、道庫を棚として使っていると思われる。

水指、茶入、茶碗の置き様は、小間本勝手台目点と同じにする。 (台目棚の時と同じ)

水指は、道庫の中、右半分の中央、奥行きの真中。
茶入は、道庫の手前、左右中央。
茶入と茶碗は、道庫の手前、左右中央に置き合せる。

水指は、運び。

身体は外隅中心に座る。

茶入の仕服は、緒つがりを持ち、左手で道庫の竹釘に、緒の輪の方を掛ける。
仕服の口は、道庫の奥の方を向く。

茶入と茶筅も、道庫の手前、左右中央に置き合せる。

居前から水指の蓋を取る時は、右手→左手→右手、
蓋をする時は、そのうち返し。

御三器拝見の時、
茶入を取る時、身体は棚正面に向く。
茶杓を取る時、身体は居前に向いて取る。 女子は棚正面に向いて、茶杓を取る。
仕服は、居前から左手で取る。 女子も同じで居前から左手でとる。

柄杓と蓋置を飾る時は、棚正面に向き、建水の上から左手で柄杓を取り、右手で道庫の右側に打ってある竹の柄杓釘に掛ける。

柄杓は、湯返しをしない。

次に、蓋置を左手で取り、右手で柄杓の柄の下辺りに置く。



下記も参照
2021年6月19日 「竹の蓋置
2016年12月1日 「柄杓湯返し 竹蓋置 広間
2016年3月5日 「抱清棚
2014年11月3日 「仕服の紐 緒縒



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