2016年9月20日火曜日

匁 斤 重さ

「匁(もんめ)」:  重さの単位、明治以降 1匁=3.75g。

五円硬貨は3.75gで、ちょうど1匁に相当する。

江戸時代には、時期によって変動するが、1匁=3.75g弱 で推移している。

お茶も、1匁=3.75g
お茶の1斤(きん)=200匁=750g

極(濃茶)には、 20匁(75g)、10匁(37.5g)、5匁(18.75g)入り袋がある。

茶師が入日記に、詰めたお茶の一覧、年月日、茶師名を記し、茶壺の箱の蓋裏に貼り付ける。

現在の日本の法定単位では、「匁」は真珠の計量にのみ使われている。

明治の度量衡法では、
1匁(もんめ)=3.75g
1斤(きん)=160匁=600g
1貫(かん)=1,000匁=3.75kg

明治24年制定の度量衡法により、上記の単位になっていたが、
尺貫法の廃止に伴い昭和34年以降法定単位ではなくなった。

日本では「斤」の呼称が商品の建値にも使われて、さまざまの大きさの斤が発生した。

例えば、
薬屋が使った大和目(やまとめ)は180匁、
山椒(さんしょう)用は60匁、
お茶用は200匁、
紅花(べにばな)用は100匁、
実つき木綿用は600匁が それぞれ1斤である。

舶来品(パンも含む)に対しては、1ポンドに値が近い120匁(450g)を1斤とし、これを英斤(えいきん)と呼んだ。

現在の日本の法定単位では、「斤」は食パンの計量にのみ使われている。
これはパンが英斤を単位として売買された歴史に由来する。

但し、1斤として売られるパンの重さは時代とともに少なくなっている。
現在、公正競争規約は、食パンの1斤=340g以上と定めている。

なお、重さではなく長さの単位である「間」も測る対象によって寸法が異なる。
2019年2月14日 「長さ 寸法 間 尺」を参照。

2016年9月19日 「茶壺 口切り」 を参照。
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