2016年7月6日水曜日

後炭 釜に水 茶事

後炭 釜に水を足す 茶事

稽古は別として、

茶事では、濃茶にゆっくり時間をかけて、一座楽しんで過ごすと、
どうしても火相が多少衰えて、薄茶の前に炭を次ぐ必要が出てくると思われる。

これを後炭と言う。

薄茶を差し上げるに十分のお湯が残っておれば、水を差さなくても宜しいが、
必要であれば釜に水を足す。

この釜に足す水は、必要最小限の量にしておく。

多量の水を足してしまうと、湯相が整うのに時間がかかる為、
薄茶を差し上げるのが遅くなり、茶事の時間が長くなり過ぎるからである。

参照
2025年8月7日 「炭点前 釜に水 羽箒の扱い
2018年4月21日 「後炭 準備 茶事
2015年12月17日 「釜に水を足す 炉・風炉」 
2014年10月16日 「風炉 土風炉 炭点前 終り



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1 件のコメント:

  1. 「薄茶を差し上げるに十分のお湯が残っておれば、水を差さなくても宜しいが、
    必要であれば釜に水を足す。
    この釜に足す水は、必要最小限の量にしておく。」

    私はお茶事での後炭の経験があまりなく、お稽古としての後炭ばかりでしたので、足す水の量は常に鐶付の上の位置までと思っていました。

    水の量は状況をよく考えて決めなければいけないということ、大変勉強になりました。

    貴重なお教えをありがとうございました。



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