水屋の物であるが、炉の時季、置き水指として使う。
大壷水指と同じく、3月後半~4月初め頃、雪が解け水が温む頃に使う事が多い。
黒は利休形。
杉木地は、碌々斎好み。
溜塗 内 海松貝(ミルガイ)蒔絵は惺斎好み。
居前は、外隅になる。
居前のままで大水指の蓋を扱うので、扱い易い様に外隅中心に座っている。
炉縁の線の八寸(約24cm)先に、水指の口を客付にして置く。
蓋置は竹は使わない。 少し侘びた物が良いかもしれない。
茶器(茶入)、茶筅は、大水指と炉隅の間に流して置く。
大口の蓋を取る時
右手親指を上にして、蓋の手前正面を取り、少し浮かせて、
人差し指以下を蓋の奥まで掛けて、右手でしっかり持ち、
そのまま右の方にずらし、大水指の口の上と水指の上縁にかけて置く。
蓋をする時は、そのうち返し。
柄杓・蓋置を残す時は、入り飾りの様にして、置き残す。
柄杓の湯返しはしない。
この時、点前帛紗を結び帛紗にして置き残してもよい。
2016年4月6日 「大水指 大壷水指 炉」 も参照。
2016-08-17 修正
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