2016年11月18日金曜日

旧暦 秋 菊

旧暦の秋は、
旧暦 7月(文月、初秋)、8月(葉月、仲秋)、9月(長月、晩秋)の3ヶ月。

新暦では、8月頃~10月頃となる。

平成28年では、
旧暦7月1日は、新暦 8月3日。
旧暦9月30日は、新暦 10月30日だったので、
旧暦の秋は、新暦8月3日~新暦10月30日となっていた。

大雑把に言えば、旧暦秋から冬に変わった所で、お茶では風炉から炉に替る。

秋になると菊が盛りになって来るが、
基本的には、菊は風炉の花である。

しかし、菊を炉では使ってはならないと言う事ではない。

私も炉でも菊を使うこともある。

特に、寒菊の照葉になったものは、炉でもそれなりの風情がある。

なお、利休は菊を好まなかったと言われている。
菊は非常に花の持ちが良く、何日も使えるからだろう。
「この花は貴方の為に今切って来ました」とはならないからだろう。



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2 件のコメント:

  1. 私は青森県、寒い地域にいます。菊の後は椿、と言う具合なんでしょうが、なかなかそうはいきません。利休が菊を好まなかった理由、なーるほどそうか!と非常に納得しました。私は菊が大好きなんですけどね。時雨の頃に「これ華の中に偏に菊を愛するのみにあらず この花開けて後 更に花の無ければなり」という元稹の詩を思って菊を飾って稽古をするのが一番好きであります。

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    1. 御地の3月では野山にはまだまだ雪が残っている事でしょう。
      詩にある様に菊の後には花はなく、雪になるのでしょうね。
      こちら九州とは随分違いがあります。
      唐詩選の中の詩なんでしょうか。和漢朗詠集の中にもあるのでしょうか。
      北国の風景だなと感じます。

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