筒茶碗
女子は大き過ぎる筒茶碗は使わない。
見栄えが悪い。
大きい筒茶碗は、矢張り男子の物である。
筒茶碗の横を持ったり、口を持ったり、底を持ったりして扱うが、
普通の茶碗の持ち方で対応出来る場合には、
特に女子は、普通の持ち方にしておく。 見栄えが悪いからである。
茶碗の底を持ってお湯を捨てるなど、女子がする仕草とは見えない。
客座から見れば、よく分かる。
表千家では、女性らしさが損なわれない様に、女子の点前を工夫してあるにもかかわらず、わざわざ筒茶碗の扱いで女性らしさをなくす事はない。
普段の茶碗の扱いが出来ないから、筒茶碗の扱いをしている。
普段の扱いが出来るのであれば、筒茶碗であっても普段の扱いをしておく。
また、
筒茶碗に限らず、
傾けないと茶筅を使えない場合を除いて、茶碗は真っ直ぐに立てたまま、茶筅を使う。
筒茶碗だからと、わざわざ茶碗を斜めに傾けて茶筅を使うことはしない。
高さが、直径✕85%になっていると、筒茶碗らしく見える。
高さが直径✕80%に作られていると、直径と高さが同じに見える。
参照
2014-10-13 「道具 高さと直径 筒物」
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