帛紗の寸法
8寸8分(わさ)×9寸3分 (約26.7cm✕28.2cm)
妻宗恩が小田原の陣の時縫ってくれた帛紗を利休が気に入ったと言われているが、
その帛紗は当時としては大き目で、
寸法は、畳目17目×19目 (8寸5分×9寸5分)。
その大きさが現在の帛紗の寸法の基になっている。
使い帛紗の布地は、塩瀬と呼ばれる絹。
男子は紫色、女子は朱色、時には老人は茶色を使う。
江戸時代には、朱色の使い帛紗は子供や老人が使ったらしい。
使い帛紗は、重さでランク分けされている。通常8匁(30g)~10匁(37.5g)を使う。
友湖の帛紗であれば10匁。
ある程度重たい帛紗が使い易い。塵打ちの音も柔らかい音がでる。
縦横の寸法が異なるので、帛紗をさばいて三角形に二つ折りした時、
手に持っていない下にさがっている三角形の頂点は、山が二つ出来ている。
頂点がキチンと合うことはない。
2017-2-15 修正
このページ最下部の「ホーム」をクリックすると、私のブログのホームに飛びます。
0 件のコメント:
コメントを投稿