2025年1月23日木曜日

お茶を吸い切る音

 お茶を吸い切る音

濃茶のお詰が飲み切った時、
また薄茶を飲み切った時に
軽く音を立てて吸い切ることが多い。
お茶を飲み切った時に音を立てるのは何故だろうと、皆一度は考えると思う。

食事では 器も音を立てないように留意するし、
お茶を飲む時も、ズルズルと音を立てて飲むことはない。
出来るだけ音は立てないように注意して食事をしたりお菓子を食べたりしている。
お茶の飲み終わりだけ吸い切の音を立てるのは何故だろうか。

昔私は、
吸い切りの音は、
「私はお茶を飲み終わりました」
と亭主に知らせている合図であると聞いたことがある。
これが正しいとすれば、
濃茶のお詰めは 亭主に知らせる為に吸い切りの音を立てるべきだ。
薄茶は 飲み終わった事を亭主に知らせる必要もないので、吸い切りの音は必要ない。
事になる。
薄茶を飲み終わった時に、吸い切りの音を立てるからと言って お茶を最後まで飲み切ることが出来るとも思えない。

私は、薄茶では吸い切りの音を立てる習慣はないのですが、
皆さまは どう考えられておられるのでしょうか?

2025年1月4日土曜日

吊り棚 小間 扱い

小間 吊り棚 扱い


中柱のある小間には二重の吊り棚を備えている。
この吊り棚には、
(初座)
下棚に香合を飾る。
また中柱の袋釘(兜巾釘)には 羽箒を掛ける。
(後座)
濃茶薄茶が終わった所で、柄杓蓋置を飾る。
柄杓は湯返しをしない。
柄杓を下棚の右端に縦に飾り、その左横に竹の蓋置を飾る。
吊り棚には、茶入や茶器を飾る(飾り残す)事はない。
続き薄茶の場合に 茶入を仮り置きする事もない。
お終いに茶器を飾り残す事もない。

袋釘には、茶入の仕服を掛ける。

釣り棚になぜ茶入茶器を飾らないかについて、
2014年12月2日 「吊り棚(左隅) 小間 本勝手 柄杓と蓋置」のコメント欄に
私の考えを書いているので、参照の事。

以上