焼物(陶器磁器)は炉に、塗物は風炉に使うが、
品により、時により、炉風炉の決まりを替えることもある。
塗り物を炉に、焼物を風炉に使うこともある。
貝、金属の香合は、炉・風炉兼用。
貝の内側に金箔を押してあるものは、炉では椿の葉を小さく切って、その上に練香をのせる。
表千家では、
鳥や動物の香合は、顔の向きが正面向きとなる。
鳥の香合で、顔(クチバシ)がお尻を向いていたら、お尻が正面となる。
二枚貝(蛤など)の香合は、綴じ目(蝶ツガイ部分)が向うになる。口の方が正面になる。
簾貝(すだれがい)香合
書付がある時は、書付の向きが正面になる。
2014年11月19日「香合 炉 風炉」は、この項に統合して、削除した。
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いつもブログを拝読し、参考にさせて頂いております。ありがとうございます。
返信削除香合の使い方についてお尋ねいたします。
1立礼卓の場合、炉の時季は焼物で風炉の時季は塗物と考えてよろしいでしょうか。
2また手元に七宝焼(焼物の部類と考えています)の香合がありますが、青の色が美しいので宇宙や流れ星や銀河などを連想させられるのですが、風炉の時季に使ってもよろしいでしょうか。
3炉の時季(11〜4月)の風炉の設の茶会では、香合は塗物がよろしいのでしょうか。
さらにブログ文中に、「品により、時により、炉風炉の決まりを替えることもある。塗り物を炉に、焼物を風炉に使うこともある。」とありますが、どんなお品が当てはまるのでしょうか。歴史的に由緒あるとか家元の書付を頂いているお品とかでしょうか。
コメント有難うございます。
削除私の分かる範囲でお答えします。
(1)立礼卓の場合、炉の時季は焼物で風炉の時季は塗物と考えて宜しいか?
→ 宜しいと思います。通常の場合と同じだと思います。
(2)手元に七宝焼の香合がありますが、青の色が美しいので宇宙や流れ星や銀河などを連想させられるのですが、風炉の時季に使ってもよろしいか?
→ 宜しいと思います。
これこそ「品により、時により・・・・」だと思います。
(3)炉の時季(11〜4月)の風炉の設の茶会では、香合は塗物がよろしいか。
→ そうですね、どうなんでしょうか、塗物が良いかも知れませんね。
お客から、何故 焼物を使ったのか聞かれ、それに対して 色々説明する事もありませんからね。
説明出来るのでしたら、焼物でも宜しいと思います。
(4)「品により、時により、炉風炉の決まりを替えることもある。・・・」とありますが、どんなお品が当てはまるのでしょうか。歴史的に由緒あるとか家元の書付を頂いているお品とか?
→ 取合せの他の道具、茶事茶会のテーマ等に依るのでしょう。
特定の道具だとは思いません。
まさに (2)の場合などだと思います。
早速、お返事をくださりありがとうございました。
返信削除自分の中で色々迷っていたことが整理できました。
これからも勉強させて頂きたいと思います。よろしくお願い申し上げます。