2021年3月24日水曜日

花を生ける時の留意点(1)

 花は、利休が「花は野にあるやうに生けよ」と言われている様に、
自然を尊んで思いのままに生ければ良いのだが、却って難しい。


先生に教えて貰うものではないので、自分で工夫しなければならない。
短期間での上達は望めない。
私は、1,000回生ければ、マアマア見られる花になるだろうと思っている。


私が現在思っている茶花を生けるポイントは、次の4点。

(1)少なく入れる。
入れたい花や枝葉があったら、もっとギリギリまで取り去れないか吟味する。
どうしても多く入れてしまう。

(2)花入の縁から立ち上がる部分をスッキリさせる。
余分な物(葉や枝や花)を取り去る。

(3)花全体のバランスが大切。
花入も含めたバランスで、経験が物を言う。

(4)花にも花入にも水を含ませる。
利休は「露の切れた花は、枯れ花も同様なり」と言っている。

更に、
広間、小間それぞれに合うように生ける。
茶花は、季節感を生ける。 花の盛りより少々早めが良い。
茶会の趣旨や道具との取り合わせに合うように生ける。

但し、
七事式の「廻り花」「花寄せ」には、花に何の制限もなく、生け方にも何の制限もない。自由に生ければ良い。


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