2015年5月15日金曜日

唐金 砂張 モール 銅の合金

銅の合金には色々ある。

唐金(からかね)

金皆具、風炉、古銅花入など。
地金の色 桃色がかる。

銅 8割以上
亜鉛 2割以下
鉛、錫等も少量含む。

鋳物が中心。

モール (真鍮)(しんちゅう)

惺斎好モール建水など。
地金の色 黄味がかる。

銅 7割以下
亜鉛 3割以上

打物、細工物が中心。

砂張(さはり)

建水などに多い。
地金の色 白っぽい。

銅 7割位
錫 3割位

鋳物が中心。

唐金にしろ、モール・砂張にしろ、道具の表面には色付けするので、仕上り色は様々になる。

広間の喚鐘 ・・ 唐金
小間の銅鑼 ・・ 砂張 (砂張としては例外的に打物)

利休形 水次薬缶(腰黒薬缶) ・・ (素)銅

水次薬缶の内側を亜鉛引きにして、緑青が生じない様にしてある。
利休が浄益に注文した水次薬缶の口には蓋が付いていた。
表千家九代 了々斎が、口の蓋と鎖を取り外した。家元に了々斎が由来を記した箱書がある。



このページ最下部の「ホーム」をクリックすると、私のブログのホームに飛びます。 

3 件のコメント:

  1. 水次やかんで水をつぐ時の扱いですが、1.持ち出して左膝の横に少し斜めに置きます。2.茶巾を右手で取り、注ぎ口に親指がやかんに当たるようにそえます。3.左手で取っ手をとって水を注ぎます。4.注ぎ終わったら元の場所に戻し、取っ手から手を離します。5.茶巾をやかんの蓋の上に置きます。
    これで合っていますか?
    2と3が反対ですか?茶巾が先、それとも取っ手が先でしょうか?

    返信削除
    返信
    1. どちらの順番でも良いのだろうと思いますが、
      私は貴方の順番でやっていますし、教える時も同じ順番で教えます。
      理由は下記です。
      後炭で釜に水を足す時、
      男子は水指の場合と変わりはありませんが、
      女子の場合、茶巾を使って釜の蓋を開け閉めしますので、
      右手で茶巾を取って釜の蓋を開け、ヤカンの口下に茶巾を持って行き、左手でヤカンの取手を取り、釜に水を加え、右手で茶巾を使って釜の蓋を閉め、最後に茶巾をヤカンに戻します。
      この場合、
      茶巾をまず右手で取って、次にヤカンの取手を左手で握ります。
      終わりも取手から左手を外しておいて、最後に茶巾をヤカンに戻します。
      水指に水を足す場合も、釜に水を足す場合と同じ順番に統一した方が良いだろうと思って、私はこの順番にしています。

      削除
  2. ありがとうございます。人によって違うのでもやもやしていたのですが、すっきりしました。

    返信削除