小間の照明
私の小間には電気設備を用意していないので、 照明も油やロウソクを使うしかない。
初座後座ともに、暗すぎて、最低 油皿(スズメ)を竹檠に載せて、灯りを取る必要がある。
場合によっては、更にロウソクも追加する。
初座に出す懐石は、スダレも掛かっていて暗いので、 どうしてもロウソクを追加する必要がある。
油皿には、燃えてきた灯芯を調整する為に、黒文字を一本付けている。
スズメの 初座の形 (蓋をしている)
スズメの 後座の形 (蓋を取り去った)
私の場合は、スズメと言われる形の油皿を使っているので、写真の様にしている。
初座では、
蓋をした状態で使う。
黒文字は 竹檠の燃え芯受け(?)の上に載せている。
後座には、
蓋を取り去って、黒文字を横にして載せている。
楽焼の器に油を入れると、
油は染み出て来て、下の油受け皿に溜まって来る。
私は1cm強の高さに 竹を輪切りにして、スズメと下皿の間に入れている。 スズメの底が丸みをおびて 安定しないものもあるようなので、その場合は輪切りの竹は必需品になるだろう。
油には、私はサラダ油を使っている。
油皿専用(?)の油もあると聞いたことがあるが、私は使った事はない。
サラダ油で、特に嫌な臭いもなく、問題ない。
油やロウソクを使う利点。
(1) 風情がある。お客様へのご馳走の一つになる。
(2) 油やロウソクを燃やしたスス(煤)が、壁土 天井 木材 竹材に時代をつけて、見栄えが良くなる。
これは電気で照明を取る小間との大きな違いで、
電気照明の小間では、築20年以上経っていても、使った事のない小間に入った様な感じを受ける。
油やロウソクで普段照明を取っている小間の経験がない方には、この感じは 分からないかも知れない。
以上



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