お茶を吸い切る音
濃茶のお詰が飲み切った時、また薄茶を飲み切った時に
軽く音を立てて吸い切ることが多い。
お茶を飲み切った時に音を立てるのは何故だろうと、皆一度は考えると思う。
食事では 器も音を立てないように留意するし、
お茶を飲む時も、ズルズルと音を立てて飲むことはない。
出来るだけ音は立てないように注意して食事をしたりお菓子を食べたりしている。
お茶の飲み終わりだけ吸い切の音を立てるのは何故だろうか。
昔私は、
吸い切りの音は、
吸い切りの音は、
「私はお茶を飲み終わりました」
と亭主に知らせている合図であると聞いたことがある。
これが正しいとすれば、
濃茶のお詰めは 亭主に知らせる為に吸い切りの音を立てるべきだ。
薄茶は 飲み終わった事を亭主に知らせる必要もないので、吸い切りの音は必要ない。
事になる。
薄茶を飲み終わった時に、吸い切りの音を立てるからと言って お茶を最後まで飲み切ることが出来るとも思えない。
私は、薄茶では吸い切りの音を立てる習慣はないのですが、
皆さまは どう考えられておられるのでしょうか？
いつも拝見させていただいております。
返信削除私の場合ですが、結果「自然体」になります。
濃茶と違い、薄茶の場合、亭主への合図という点ではあまり意味はないと考えるのは同意です。
ただ、その後の拝見時においてお茶が垂れないようにお茶を吸いきることは必要になると思います。
その場合、吸いきるときに音を立てずに吸いきるのは難しいため、結果、少々音がなってしまいます。
この時、わざと音をたてるようにはしないで、自然のままとしています。
指南書を少々調べてみました。
・定本「最後には茶が茶碗に残らぬよう、すっとよく飲みきる」
・茶道十二か月「お茶が残らないように吸いきります。そのときわずかに音をさせてもかまいません。」
・新独習「最後は、お茶が茶碗に残らないように飲みきる。」
・はじめて学ぶ客のマナー「最後は吸いきる」
・茶の湯入門「最後に音を立ててお茶を吸いきり、」
コメント有難うございます。
削除そうですね、仰るように「自然体」が一番なんでしょうね。
そう言うことでしょう。
また色々調べていただいて有難うございます。
私も調べるのは好きな方ですから 親近感を覚えます。
但し 最後の
茶の湯入門「最後に音を立ててお茶を吸いきり、」
は少しオーバーな書き方じゃないかと思いました。