2017年7月26日水曜日

扇子 膝横に置く 客

稽古の時、
正客は、茶室に入り、床や道具を拝見した後、自分の座にすわるが、
詰(末客)が入室し、襖を閉めてから行う、正客に向かっての挨拶が終わるまでは、
正客は、扇子を右膝横に縦にして置いたままにしておく。
膝前に扇子を置いて、詰の挨拶を受けた後に、お尻の後に置きなおす。

茶事の後座でも同じ。

茶事の初座では、
正客・連客共に、
亭主との最初の挨拶がすむ迄は、右膝横に縦にして置いておく。
亭主は、席に入ると正客から順に「よくお出で頂きました」等の挨拶をする。
客は、その時扇子を前にして挨拶を返すが、その挨拶が終わったら、扇子をお尻の後に置きなおす。

扇子の先(要(かなめ)の反対側)を、
正客は、次客の方に向ける。
次客以下は、正客に向ける。


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7 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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    1. 茶事の初座で、客はお床の前で掛物にお辞儀をして拝見いたしますが、後座のお花ではお辞儀をしないと聞いたことがあります。

      仙谷様はどのようにお考えになりますか?

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  2. そうですね。あまり考えた事がなかったのですが、私は普段お辞儀(一礼)していないと思います。

    相手が人でない時(例えば、掛物であったり、花であったりですが)、なぜ人でない物に対してお辞儀をするか?だと思います。

    習事の「花所望」では、正客が入れた花に対して、亭主はお辞儀(一礼)しませんね。
    花所望では、亭主は花はタダ拝見するだけで、膝を動かして正客に向かって一礼します。

    茶事の後座でも、入れられた花に一礼しなくても、後座の中のどこかで花を入れられた事に対してお礼を言えば良い事だと思いますが、
    如何でしょうか?

    花入と花に対して一礼して悪くもないでしょうが、
    相手が人でない掛物や花に、なぜ一礼するのか考えてみる良い機会ではないでしょうか。

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  3. 「私は普段お辞儀(一礼)していないと思います。」

    やはり?仙石様はなさいませんか。

    「習事の「花所望」では、正客が入れた花に対して、亭主はお辞儀(一礼)しませんね。」

    はい、確かに致しません。

    「相手が人でない掛物や花に、なぜ一礼するのか考えてみる良い機会ではないでしょうか。」

    大変深いお言葉を頂戴いたしました。
    今の私には考えるよすがも見当たりませんが、頭の片隅に置いて精進を重ねて参りたいと思います。

    どうもありがとうございました。

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  4. 大変申し訳ございません。
    誤字がありまして、編集しようと致しましたが出来ず、全文を差し替えましたらおかしなことになってしまいました。
    私には貴重な記録ですので、とてもお見苦しく恐縮でございますが、このまま残させて頂きます。
    他のコメントでの誤字につきましては今後気を付けることにいたします。あぁ・・・

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    1. 了解しました。
      誤字があった事さえ知らずにいました。
      あまり気にされず、いい加減でどうぞ。
      私もどちらかといえば、そちらの方ですから。

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  5. え、本当ですか!?ってそんなわけありません。優しいお気遣いに心から感謝申し上げます。
    昨夜は夜中に目が覚めて色々考えているうちに、ふと「もしや」の悪寒が・・・。案の定、的中で「しまったぁ」と。
    「いつのまにやら全部訂正されてた。」という形にもっていこうと思ったもののうまくいかず、苦肉の策が更なる泥沼化といういつものパターンでした。
    寛大なお言葉に救われました。

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