茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2015年7月22日水曜日

板床

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板床 床の間には、畳を敷き込んだ「本床」と板を張った「板床」がある。 板床には、 框(かまち)が入って一段高くなったものと 座敷の畳と同じ高さの踏込床(ふみこみどこ)がある。 地板には、松、ケヤキ、カエデ、桜などが用いられる。 板床では、六代 覚々斎好みの原叟...
2015年7月13日月曜日

絞り茶巾 風炉 炉

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絞り茶巾 絞り茶巾は式正の点前では行わない。 薄茶点前のもの。濃茶では行わない。 茶巾は、きちんと畳む前の、絞った状態のままにしておく。 水はまだ絞り切れていない。 茶碗に仕込んでいる時でも、釜の蓋の上に置く時でも、茶巾の端の耳にしている方を左側にして横向きに置く...
2015年6月26日金曜日

薄茶をすくう ガケ 茶器

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薄茶 棗などの茶器に入った薄茶を茶杓ですくう時、 手前ではなく、向こう側に横から茶杓を入れて、お茶をすくって行く。 最初の一杓、二杓の時は、崖(がけ)を作る事は出来ないが、 三杓目ないし四杓目からは、茶杓の腹でお茶を落として、崖を作って、 下に落としたお茶を茶杓で...

拝見物を水屋に下げる 茶事

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茶事で、 濃茶ないし薄茶が終わり、拝見の道具を水屋に下げて茶事が終わる事になるが、 稽古であれば、拝見物(茶入、茶杓、仕服など)を膝前に並べて挨拶をする。 しかし、 茶事では、茶道口外で拝見物を膝前に並べて客に挨拶することはない。 拝見物は水屋に持って帰り、再度...

水指 濡らす

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土もの水指 運びで使う時、十分に濡らして運び出す。 共蓋であれば、蓋も水で濡らして十分水を含ませる。 棚に飾る場合は、 水指は、土ものであろうと何であろうと水屋で完全に拭き切って飾る。 よって、 共蓋であっても、建水の上で蓋の水を切る必要はない。 釉薬のかかっ...
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2015年6月16日火曜日

器の持ち方

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菓子器その他の器を両手で持つ時、 (角盆、丸盆、喰籠その他) 前後の手前側(または向こう側)でなく、 真ん中(前後の中央)を持つ。 親指は、器の上に出ない。器の上端より下にある。 特に木を削り出して薄作りに作ってある器は、片手で持たない様に注意する。 割れる恐...
2015年6月6日土曜日

自然な「手」の位置

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茶室で、 立っている時、また立って歩いている時、 道具を持っていない時の「両手」、又は 片手に道具を持っているが、持っていない方の「手」は、 自然に下げた状態で、体の側面ではなく、少し太ももの前よりに近づけて置く。 体の真横には置かない。  座っている時の「手...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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