茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2021年11月23日火曜日

お茶 御茶(おんちゃ) 粗茶

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かつては、 唐物茶壺、ルソンの茶壺に入ったお茶を「御茶」と言った。 和物の茶壺に入ったお茶を「粗茶」と言った。 よって、茶事の案内状では、普通「粗茶一服差し上げたく」と書いている。 相伝の飾物に「壺飾り」があるが、 利休は好まなかったと言われている。 また、元伯宗旦は否定したと言...
2021年7月17日土曜日

薄茶 棚物 初飾 二飾 三飾 総飾 割飾

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薄茶 広間で棚物を使う場合 点前の終わりの飾り方 まだお茶を点てない前の棚の飾り方を「初飾」と言う。 「初飾」から点前を始め、点前が終わった後には「初飾」を少し変えて、柄杓・蓋置を飾った「二飾」で終わる。 「二飾」を少し変えた飾り方で終わる事が出来る場合は、それを「三飾」と言う。...
2021年6月19日土曜日

竹の蓋置

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 竹の蓋置は、使う前 全体を水に浸して使う。 但し、 古い物で文字や花押のある物は、切り口だけを湿すだけで良い。 青竹でない白竹の蓋置は、文字や花押のない物は普通用いない。 (稽古では別) 竹の蓋置と限らず、 蓋置は、右手で取る時は上からつかむ。 左手で取る時は横から取る。 参照...
2021年5月2日日曜日

七種蓋置(しちしゅ ふたおき)

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 火舎(ほや)、五徳、一閑人(いっかんじん)、三つ人形、栄螺(さざえ)、三つ葉、蟹(かに)を七種蓋置と言う。 「定本 茶の湯表千家(千宗左 著)」の七種蓋置の項目は解りにくい点があるので、ここに書いてみた。 昭和10年代(第二次世界大戦)以前までは、七種蓋置に瓶に穴が開いた形をし...
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2021年4月9日金曜日

旅箪笥 柄杓・蓋置飾り残し 棚板 炉

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旅箪笥 柄杓・蓋置を飾り残す時は、湯返しをする。 蓋置は、竹でなく焼物などを使う。 柄杓を棚に掛ける時、 点前の終りに棚に掛ける時は、居前のままで左手で掛ける。 棚正面から掛ける時は、右手で掛ける。 どちらの場合も、柄の裏から節の少し上を持って掛ける。 棚に飾ってある柄杓を使って...
2021年4月1日木曜日

旅箪笥 中棚の3通りの扱い 薄茶 炉

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旅箪笥は、炉の終り頃よく使われるが、本来は季節を選ぶ棚ではない。 炉の時季であればいつ使ってもよい棚である。 また、釣釜と取り合わせて使う事も多いが、釣釜と取り合わせて使わなければならないものでもない。 薄茶の場合、点前の始まりに旅箪笥の中棚を扱うには、3通りある。 (1)濃茶の...
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2021年3月24日水曜日

花を生ける時の留意点(1)

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 花は、利休が「花は野にあるやうに生けよ」と言われている様に、 自然を尊んで思いのままに生ければ良いのだが、却って難しい。 先生に教えて貰うものではないので、自分で工夫しなければならない。 短期間での上達は望めない。 私は、1,000回生ければ、マアマア見られる花になるだろうと思...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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