茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)
茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。
2020年12月9日水曜日
抱清棚 初炭 羽箒の扱い
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抱清棚 柄杓釘(竹釘)に羽箒を掛ける。 羽箒の下の畳の上に香合を置く。 中棚には濃茶入を飾る。 炭斗を運び出し、灰器も運び出す。 体を棚正面に回し、 右手で羽箒を取ってから、左手を使って持ち直して、右手で膝前に膝と平行に置く。 取り方は、 右手で羽箒の柄を取る。 羽箒の柄を取った...
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2020年12月4日金曜日
椿 炉の花
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椿 炉の花 椿は、通常 蕾を生ける。 開いた花は生けない。 理由は色々あるのだろう。 冬の寂しさを表現する。 開いた花は派手すぎて侘の気分に合わない。 更に、開いた椿の花は何時落ちるか分からない。 但し、 杓子定規に椿は蕾だと言って、蕾だけしか生けないのも、能がない。 七代如心斎...
2020年11月22日日曜日
茶杓 拭き漆
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拭き漆 茶杓 利休から古田織部、細川三斎、小堀遠州頃までは、ほとんど拭き漆の茶杓である。 三代 元伯宗旦になると漆を拭いてない茶杓が多くなるそうである。 拭き漆の茶杓(写真) 土岐二三 作。1640年頃~1730年頃の有楽流の茶人。 拭き漆 茶杓の作り方 400年前にはどの様にし...
2020年10月2日金曜日
十五夜
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十五夜 令和2年の十五夜(旧暦8月15日)は、新暦10月1日に当たる。 秋は旧暦では、7月8月9月の3ヶ月。 秋の真ん中の月(8月)を仲秋と言う。(旧暦7月は孟秋、9月は季秋) 旧暦8月15日の夜を十五夜と言う。 旧暦8月15日の月を「中秋の名月」「芋名月」と呼ぶ。「仲秋の名月...
2020年9月7日月曜日
風炉と釜の高さ
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千家3代 元伯宗旦の話として 風炉と釜の高さ 切合せ風炉、透木風炉以外では、風炉には 五徳を使って釜をのせる。 五徳を使うので、 釜の高さを調節出来る。 風炉の上端から釜の羽落ちが 5分程下がるように調整する。 (5分=1.5cmと絶対的寸法ではなく、少し下がっているという事...
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2020年8月30日日曜日
利休 染付茶碗は使わなかった
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四代 江岑の話として、 利休は、小間の侘茶では「染付茶碗を使わなかった」とある。 利休が「紀三井寺」と言う染付茶碗を褒めていたので、 山上宗二がそれを手に入れたが、利休の侘び茶の道具組には染付茶碗の入る余地がないと合点して、山上宗二は割ってしまったと言う話しが残っ...
2020年7月30日木曜日
風炉 花(木槿、芙蓉、水引) 切り方
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風炉の時季の花 留意点 1.風炉の代表 「木槿」 ムクゲは一日花と言われるが、実際は一日半咲いている。 朝、ムクゲの花を取りに行くと、昨日の花か今朝咲いた花か区別がつかない。 昨日の花であれば、お昼にはもう萎れて来る。 明日の朝、花を切ろうと思ったら、今日の内に次の事をやって置く...
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