茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2016年2月22日月曜日

花所望 茶事 (2)

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後座で亭主は、茶道口を開けて、 花台を床の上に置いておいた場合は、 (1)膝前に何も置かずに、正客に花を所望する。 又は (2)茶碗を膝前に置いて、花を所望する。 花台を床に置いておかなかった場合は、 (3)花台を膝前に置いて、茶道口を開け、花台を床に運び出し、 ...
2016年2月7日日曜日

花所望 茶事 (1)

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習事の花所望では定まったやり方で行われるが、 ここでは実際の茶事で、花を所望される(所望する)場合の心得を記す。 習事とは若干異なる部分もある。 花所望は後座の初めに行われる。 よって、茶室は濃茶の飾付となる。 花入は、後座であり掛物は外してしまうので、通常、床正面の...
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2016年1月30日土曜日

長板 色々

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茶の湯の棚の始まりは、 大応国師南浦紹明が宋(南宋)から帰国の時に持ち帰られた「台子」と言われている。 やがて改良されて、茶の湯に使い易い形の台子になった。 更に、天板を省き、その天板だけを地板にしたような「長板」が生まれた。 長板は、小が炉用、大が風炉用となっている。...
2016年1月27日水曜日

小袋棚 炉 濃茶点前

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左側の地板に、火箸・柄杓を差した柄杓立て、前に蓋置を仕組んだ建水を飾る。 地袋の戸を外し、地袋の左側に立てかけ、水指を前に出しておく。 地袋の上には、茶器を飾る。 小袋棚全体の左右中央の畳の上に、茶入を飾る。 茶碗・茶入、茶入・茶筅の置き合せは、小袋棚左右中央を中心...
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小袋棚 即中斎好み

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即中斎が昭和35年頃好まれた棚に、小袋棚がある。 利休袋棚から天板や柱、中棚を外した様な形をしている。 地袋の戸は、ケンドン蓋で、襖のツマミは南鐐である。 板の部分は糸目で、塗りは、溜塗。 棚の左側の地板は取り外せるので、右側の地袋だけでも使えるようになっている。 ...
2016年1月19日火曜日

台子・長板 諸飾 炉 火箸・建水・蓋置の扱い等

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諸飾の場合、柄杓立に柄杓・火箸を差し、その前に蓋置を入れた建水を飾っておく。 火箸の扱い 「座り火箸」 点前の始めに、茶碗を持って出て、勝手付きに仮置きした直後に、 又は、茶碗と薄茶器を持ち出して、棚前中央に置き付けた直後に、 何かを挟み取る様に火箸を右手で握って...
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2016年1月11日月曜日

柄杓を構える 左手 握り方

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左手で柄杓を構えた時、どう握るか。 柄杓の柄の節の下を握る訳だが、 左手の人差し指~小指までの指先で柄杓を握る。 人差し指・中指・薬指・小指の指先を、柄杓の柄の裏に当て、 親指先の腹で、柄杓の柄を表から押して、柄杓を支える。 よって、人差し指~小指の指先が柄杓の...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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