釣瓶の水指
利休好みは、檜(ヒノキ)木地。
昔は 炉 風炉共に使われたらしいが、現在では風炉のもの。
運びの水指なので、普通の風炉の運びの点前をすれば良い。
(点前)
初めに釣瓶の水指を持って出て置きつけ、終わりには水屋に運び込んで点前は終わる。
広間であれば、中仕舞いをする。
(釣瓶水指の蓋の扱い)
本勝手では、左側の蓋を開ける。
すべて右手で行い、左手を添えることはない。
(蓋を取る時)
右手指先で蓋の奥を少し手前に押して動かす。
右手の親指と人差し指で蓋を摘んで持てる位まで動かす。
手掛かりが出来た手前側を、上にした親指と人差し指で摘み(掴み)手前に滑らせて引き出す。
引出した水平のまま、左側の蓋の上に手前から滑らせて載せ、そのまま奥に滑らせる。
親指と人差し指で蓋を摘んで持てる位、手掛かりを残す。
(蓋をする時)
右側の蓋に載せていた蓋を 右手の上にした親指と人差し指で摘んで(掴んで)、手前に引き出す。
引出した水平のまま、左側に載せて奥に滑らせる。
最後に手前から押して、キチンと蓋にする。
以上
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