桐木地 吸江斎好み
杉木地 碌々斎好み
三井家のどなたかが入手した朝鮮唐津の水指の為に、小間の雰囲気を広間に取り入れられるように、吸江斎がこの棚を好まれたと聞いた事がある。
炉用と決まっている訳ではないが、風炉と並べると非常に窮屈になるので、炉用と言っても過言ではない。
水指は、運び。
湯返しは、しない。
蓋置は、竹を使う。
茶入の仕服は、緒の輪になっている方を竹釘(柄杓釘)に掛ける。
仕服の口は、棚の奥の方を向く。
柄杓は、合を竹釘に掛ける。
蓋置は、柄杓の柄の足元に置く。
「柄杓」と「仕服」を竹釘に掛ける(取る)時には、
居前から掛ける(取る)には、左手を使う。
柄杓の柄の節の少し上を、左手で竹の表皮の方から掴む。
棚正面で掛ける(取る)には、右手を使う。
柄杓の柄の節の少し上を、右手で竹の裏の方から掴む。
初炭の時、羽箒を竹釘に掛け、下に香合を置いても良い。
抱清棚 濃茶
抱清棚 薄茶
下記も参照
2016年12月1日「柄杓湯返し 竹蓋置 広間」
2015年5月27日「竹蓋置」
2020-3-2 修正
2020-12-10 参照項目追加
このページ最下部の「ホーム」をクリックすると、私のブログのホームに飛びます。
このページ最下部の「ホーム」をクリックすると、私のブログのホームに飛びます。
いつもお勉強させて頂いております。
返信削除羽香につき、羽を炭斗の横に置くまでの手順を教えて頂きたいのですが。
羽をどの様な手つきで取るのか、どちらの手に持たせて置くのか等です。
どうぞ宜しくお願い致します。
炉の炭点前の始まりですか?
削除運び出した炭斗から羽箒を下ろす時であれば、
炭斗の上にある羽箒は、右手の指のどちらかと言えば、指先に近い部分で取って、あしらわず炉縁に近い方にそのまま置きます。
その時は左手ではあしらいません。
左手であしらうのは、炉縁を掃く時です。
炉縁近くに置いてある羽箒を指先を使って、右手で取って、左手であしらって、
右手指の第2関節の方まで掛かる様に、少し深く握り直します。
そして炉縁その他を掃きます。
すみません。
返信削除表現力がなく…
初炭、抱清棚で羽と香合が棚に飾ってある場合を再度教えて頂く事は、可能ですか?
別の項を立てて書きますので、数日お待ち下さい。
削除このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除お茶事の濃茶の時は最初に柄杓、蓋おきは飾らない方がいいのでしょうか?
返信削除また、濃茶で柄杓、蓋置きを飾って終わった後にお薄をした場合、柄杓、蓋おきをさらに飾らない方がいいのでしょうか?持ち帰る方が、または棚の上に飾ることができるのでしょうか?ご教示ください。
そうですね。抱清棚(小棚)の場合としてお答えします。
削除(1)茶事の後座は濃茶で始まりますが、柄杓蓋置を飾って始めることは通常ありません。
普通の場合は、柄杓蓋置は飾らないで濃茶を始めます。
但し、組合せ点と仕組み点の場合は、柄杓蓋置を飾って始めます。
(2)柄杓蓋置を飾って濃茶を終り、次いで薄茶を始めた場合、薄茶の終りに柄杓蓋置を飾るか否かですが、
棚物の場合、お仕舞の飾り方の基本は、(初飾 → ) 二飾 → 三飾になります。
三飾が出来ない棚は、二飾を続ける事になります。初飾には戻りません。
よって、この場合、濃茶の終りと同じ飾り方で柄杓蓋置を飾ることになります。
薄茶稽古の場合は、
初飾 → 二飾 → 三飾 → 二飾 → 三飾 → 二飾 → 三飾と続きます。
三飾が出来ない場合は、二飾を繰り返します。
先生の考え方で、意識的に初飾に戻ることも当然あると思います。
ご返信ありがとうございます。よくわかりました。
削除丸卓のように棚の上に飾るということはないのですね。
また芝点は薄茶のみでしょうか?
そうですね。芝点は薄茶のものですね。
削除ありがとうございました。
削除