2015年12月23日水曜日

重ね茶碗 島台茶碗 亭主の点前 炉

重ね茶碗は、大勢の客に濃茶を差し上げる時のもの。

島台茶碗もその一つ。
重ねて持ち出さず、半東が二碗目を持ち出す事もある。

亭主の点前  炉

重ねて茶碗を持ち出し、両手で勝手付に仮置き。

茶入を右に寄せ、上の茶碗を両手で取り、左手で茶入と置き合わせる。

茶筅通しの湯は、仮置きの下の茶碗に空ける。

一碗目のお茶を点てて出す。出し帛紗も添える。

正客が一碗目のお茶を取りに出て来た時、「○○人分です」と伝える。

一碗目の正客が一口飲んだところで、服加減を尋ねる。

頃合いを見て、下の茶碗(二碗目の茶碗)を居前から右手で取って、中の湯を建水に捨て、改めて湯を入れ、もう一度温めてお湯を捨てる。

二碗目のお茶を点てて出す。出し帛紗は添えない。

二碗目の正客が一口飲んだところで、服加減を尋ねる。

二碗目のお茶を出した後、中仕舞をして、客付に回り、お茶銘等正客のお尋ねに答える。

二碗目の末客の吸い切りを聞いて、中仕舞を解く。

二碗目の茶碗が返って来るので、ゆすいで、居前から右手で勝手付に仮置きする。

一碗目の茶碗と出し帛紗が返って来る。

一碗目の茶碗を膝前に置いた所で、客から総礼。

一碗目の茶碗で仕舞う。

茶入を拝見に出す時には、
茶碗は、先に仮置きした二碗目の茶碗の上に、両手で重ねて置く。

場合によっては、二碗目の茶碗を亭主に返さず、亭主の指示で半東が二碗目の茶碗を受取る事がある。
その場合は、二碗目の茶碗はゆすがないで半東が水屋に引く。

下記も参照のこと。

2015年12月23日 「重ね茶碗 島台茶碗 客の作法
2014年11月9日 「島台茶碗 如心斎 重ね茶碗
2016年12月12日 「重ね茶碗 茶事 今と昔



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2 件のコメント:

  1. 偶然素晴らしいブログに巡り合えました。
    一つ一つ学ばせて頂きます。
    貴重なお教えに心から感謝申し上げます。

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  2. 有難うございます。
    少しでも参考になる事があれば有り難いと思います。

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