初座 席入の前
客が腰掛まで進み、待っていると、亭主からの迎付がある。
亭主は、蹲踞に水を足し、中門(又は中潜など)に進んで客を迎えるので、
客は、自分がいつ中門に進むか、その頃合いに留意する必要がある。
亭主が中門に到った時に、客が早々と進んで、亭主を今か今かと待っている状態は宜しくない。
亭主と客がほぼ同時に中門に進む(到る)位がよい。
亭主が小間を座掃で掃き出している音が聞こえたら、客は中門に進む心構えをする。
亭主が蹲踞の水を張り足す音が聞こえたら(見えたら)、中門に進む用意をする。
亭主が中門に進み始めたら、それに合わせて、亭主が中門に到る頃、正客も中門そばの大きな飛び石に到る様に足を運ぶ。
亭主・客共にかがんで黙礼する。
黙礼が終われば、亭主・客共に立ち上がり、客は亭主が躙り口に戻る頃まで見送って、腰掛に戻る。
何しろ、亭主が中門に着いた時、それよりずっと早く客は待っていましたとならない様に留意する。
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