茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2021年2月9日火曜日

膝と柄杓の位置 炉 小棚、運び

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 炉の居前の向きには、2種類ある。 大棚の場合は、外隅に向かい、小棚(又は 運び)の場合は、内隅に向かう。 更に、柄杓は、蓋置に引いても、釜の口にのせても、身体に平行になる様にする。 小棚ないし水指運びの場合は、 図のように座ることになる。 内隅に向かって座り、 「内隅と両膝頭の...
2021年1月22日金曜日

筒茶碗 扱い

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 筒茶碗 女子は大き過ぎる筒茶碗は使わない。 見栄えが悪い。 大きい筒茶碗は、矢張り男子の物である。 筒茶碗の横を持ったり、口を持ったり、底を持ったりして扱うが、 普通の茶碗の持ち方で対応出来る場合には、 特に女子は、普通の持ち方にしておく。 見栄えが悪いからである。 茶碗の底を...
2021年1月14日木曜日

帛紗 さばく時の指使い

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 帛紗の寸法 わさ8寸8分(26.7cm)✕9寸3分(28.2cm) 「わさ」を右縦にして置いて、左側を上に重ね、更にその上に下から重ねて四つ折りにする。 四つ折りの右上角を右手で取って、対角線の反対角を左手で取る。 茶入茶器茶杓を拭く部分が身体の表になる様にして帯に挟む。 帯か...
2020年12月9日水曜日

抱清棚 初炭 羽箒の扱い

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抱清棚 柄杓釘(竹釘)に羽箒を掛ける。 羽箒の下の畳の上に香合を置く。 中棚には濃茶入を飾る。 炭斗を運び出し、灰器も運び出す。 体を棚正面に回し、 右手で羽箒を取ってから、左手を使って持ち直して、右手で膝前に膝と平行に置く。 取り方は、 右手で羽箒の柄を取る。 羽箒の柄を取った...
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2020年12月4日金曜日

椿 炉の花

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椿 炉の花 椿は、通常 蕾を生ける。 開いた花は生けない。 理由は色々あるのだろう。 冬の寂しさを表現する。 開いた花は派手すぎて侘の気分に合わない。 更に、開いた椿の花は何時落ちるか分からない。 但し、 杓子定規に椿は蕾だと言って、蕾だけしか生けないのも、能がない。 七代如心斎...
2020年11月22日日曜日

茶杓 拭き漆

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拭き漆 茶杓 利休から古田織部、細川三斎、小堀遠州頃までは、ほとんど拭き漆の茶杓である。 三代 元伯宗旦になると漆を拭いてない茶杓が多くなるそうである。 拭き漆の茶杓(写真) 土岐二三 作。1640年頃~1730年頃の有楽流の茶人。 拭き漆 茶杓の作り方 400年前にはどの様にし...
2020年10月2日金曜日

十五夜

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 十五夜 令和2年の十五夜(旧暦8月15日)は、新暦10月1日に当たる。 秋は旧暦では、7月8月9月の3ヶ月。 秋の真ん中の月(8月)を仲秋と言う。(旧暦7月は孟秋、9月は季秋) 旧暦8月15日の夜を十五夜と言う。 旧暦8月15日の月を「中秋の名月」「芋名月」と呼ぶ。「仲秋の名月...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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