茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2019年4月21日日曜日

踏込床

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床の面が座敷の畳面と同じ高さの床を「踏込床」(ふみこみどこ)と言う。 板床が多い。 畳敷の踏込床が、時代を下がると板床になっていった。 3代元伯宗旦の頃に、板床に工夫されて行ったようだ。 6代覚々斎原叟が好んだ「原叟床」及び 聚光院の「桝床」が有名。 原叟床、桝...
2019年2月14日木曜日

茶事 案内、前礼、礼状の実際

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2015年1月に、茶事の案内から礼状迄の流れを書いたが、 これは、客が亭主との立場が同等ないし同等に近い方の場合であり、 常にこの流れで進行する訳ではない。 2015年1月14日「 茶事 案内状 返書 前礼 礼状 」を参照。 2017年1月12日「 手紙 名宛...
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尺 間 寸法 長さ単位

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重さの単位に「匁」があるが、 2016年9月20日 「 匁 斤 重さ 」参照 長さには、「尺・寸」「間」等がある。 「尺」は、「曲尺かねじゃく」と「鯨尺くじらじゃく」の区別がある。 明治以降、「曲尺」は、約30.3cm。「鯨尺」は、約37.9cm。 明治時代、「曲...
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2018年12月20日木曜日

平炭斗 炭点前 炉

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炭斗には、竹のザルの様な形をした、大きい平たい物もある。 この様に平たい炭斗には、少し深めの炭斗とは違って、火箸に鐶を掛けて持って出る事が出来ない。 普段の様に火箸が置けないからである。 この様な炭斗に炭を組む時には、炭台と同じ様に組めばよい。 但し、小奉書を敷く事は...
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2018年10月14日日曜日

蓋置の扱い(置く、取る)

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仕組んだ建水から蓋置を取る場合 左手で柄杓を取り上げ、右手を使いながら、柄杓を左手で左脚上に構える。 柄杓を構えたまま、右手で蓋置を取り、そのまま右手で定所に置く。 蓋置を握る右手の親指は、蓋置正面に当て、そのまま右手で定所に置く。 女子の場合は、 左手で柄杓を持...

濃茶 仕服を置く場所

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仕服(袋)の打止め(緒の結び目)は、客付に向ける。 2014年11月3日 「 仕服の紐 緒縒 」参照 風炉 水指運びの時 風炉の右側に水指を置く場合 仕服は、水指の左、風炉との間の向こう寄りに置く。 水指の蓋を水指の左に立て掛けるので、又 、水指と風炉の間は広く...
2018年9月8日土曜日

老松割蓋の茶入 男子のお茶のはき方

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老松割蓋の茶入 千家六代 覚々斎好みである。 利休好みの茶室である待庵(国宝)がある山崎の妙喜庵の境内にあった老松が枯れ、 覚々斎がその枯れた老松を挽かせて茶入を好んだ。 30個好まれたそうだ。 溜塗。蓋は割蓋。仕服の緒は長緒。 それ迄は表千家では茶入の緒は短緒で、長...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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