柄杓でお湯を汲む時、汲むお湯の量は、汲む前に決めている。
茶碗を温める時、お茶を掃いた茶碗にお湯を入れる時には、柄杓に一杯(沢山)のお湯を汲む。
茶碗をゆすぐ時、お仕舞に茶筅をすすぐ時、水指から釜に水を差す時には、柄杓に一杯ではなく、半分位ないし適当な量のお湯(水)を汲む。
柄杓がお湯の水面に来た時に、合の傾きを動かして、適量のお湯になる様に、調整することはしない。
汲みたいお湯の量になる様に、柄杓がお湯の中にある時に、柄杓の合の傾きを決めてしまう。
同じ傾きのまま柄杓を上げてきて、柄杓のお尻が、水面から離れてから、柄杓の合を水平にする。
これは、釜から茶碗まで柄杓を移動させている間に、お湯が落ちない様にする(又は、落ちにくくする)やり方である。
柄杓の合の底は、凹型になっているので、水面から出た後に合の底面に未だ残っているお湯は、直ぐには合から落ちない。
合の底面でサマヨッテいるお湯が畳に落ちる前に、茶碗の中にお湯を入れる事になる。
水中で傾けた柄杓のその角度をそのまま変えることなく、柄杓の合のお尻を水面から上げると、お湯の切れが良いので、合の底には余りお湯は残らない。
柄杓の合を水面から上げた後、お湯が切れるまで待つ必要もない。
次も参照
2018年7月1日「お茶を点てる 留意点 茶の量 お湯の量」
2015年5月9日「濃茶の点て方 濃さ」
2015年5月9日「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量」
2015年5月9日「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる」
2018-7-9 修正
2018-7-19 修正
2018-7-19 修正
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