濃茶を点てる
濃茶は、ねらない。
茶筅は振って点てる。
茶筅は振って点てる。
古い書物には、「ねる」とは出ていない。
「振る」と出ている。
振って点てると、味が良くなる。
私は現在は、一人前、濃茶3.0~3.6g、お湯40cc~50cc前後が丁度良い位の濃さになると思っている。
「ねる」と表現出来る濃さでは、お湯が足りないと思う。
サラッと濃茶を点てたい。
茶筅の握り方は、薄茶の場合と同じ。
(「薄茶を点てる。茶筅の使い方」を参照)
濃茶は、2度に分けてお湯を注ぐが、
最初のお湯を入れたら、よくお茶とお湯を馴染ませる。
よくお茶をお湯に溶かす。
よくお茶をお湯に溶かす。
茶筅は少しゆっくり目に振る。
横に動かしたり、丸く回したりする。
2度目のお湯では、矢張りお茶をお湯に溶かすが、
同時に茶筅に付いた濃茶を洗う事も行う。
茶筅を洗う時には、少し早めに茶筅を振る。横に振る。
濃茶の濃さは、
飲み終わった後、お湯を入れて建水に捨てたら流れてしまう位の濃さ。
お茶を当てる茶カフキで、茶碗を一度しかゆすがないのを見ても分かる。
茶碗に濃茶がべったり付いて一度ゆすいだ位では取れないのでは、茶カフキは出来ない。
この場合の、「お茶をお湯に溶かす」 は、塩をお湯に溶かす様に物理的に溶かすのではなく、
お茶がお湯の中でダマにならない様に均一にすると言う事。
下記も参照
2015年5月2日 「濃茶 濃さ 元伯宗旦」
2015年5月9日 「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる」
2015年5月9日 「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量」
2015年6月26日 「薄茶をすくう ガケ 茶器」
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この場合の、「お茶をお湯に溶かす」 は、塩をお湯に溶かす様に物理的に溶かすのではなく、
お茶がお湯の中でダマにならない様に均一にすると言う事。
下記も参照
2015年5月2日 「濃茶 濃さ 元伯宗旦」
2015年5月9日 「茶筅の使い方、握り方 薄茶を点てる」
2015年5月9日 「薄茶の点て方 お茶の量 お湯の量」
2015年6月26日 「薄茶をすくう ガケ 茶器」
2021-1-17 修正(お茶の量を修正)
2021-1-31 お茶ちゃとお湯の量を修正
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茶カブキを手がかりに濃茶の濃さを考えるというご指摘、積年の疑問が氷解する思いでございました。ありがとうございました。
返信削除茶カブキに便乗してお尋ねですが、風炉で茶カブキを行う時、棗の入れ替えは、盆の四方回しを伴う場合以外は、居前で行ってよろしいのでしょうか、それとも毎回棚正面に移動して入れ替えるのでしょうか。
また、畳にある棗は左手で取ると考えてよろしいのでしょうか。
以上恐れ入りますがお教えいただければありがたく存じます。
コメント有難うございます。
削除(1)風炉で茶カブキをしたことがありませんので、回答は分かりませんです。
しかし 私でしたら、炉の場合と同じように棚前に動いて入れ替えると思います。
理由は、茶カブキ盆の上の棗は結構混んで置いてありますので、盆の上の棗をひっくり返さない用心の為です。
(2)茶杓を水指に仮置きして、畳の上の棗を左手で取ります。
左手で取って、右手であしらって、左手にきちんと持たせて、棚前に動いて入れ替えます。
(1)で書きましたように風炉でも棚前に動いた方が良いと思います。なお風炉の場合は私の考えです。
「左手で取る」は、続き薄茶の時の茶入と薄茶器の入替えと同じ動きをすると言う事です。