茶事の前後の流れは、次の様になる。
1)亭主は客へ案内状を出す
2)客は速やかに出欠の返事を出す
3)客は前日に前礼をする
4)茶事当日
5)客は出来るだけ早くお礼の手紙を出す
2)客は速やかに出欠の返事を出す
3)客は前日に前礼をする
4)茶事当日
5)客は出来るだけ早くお礼の手紙を出す
1.亭主は、茶事に招く客組を決めたら案内状を出す。
日にち、席入時刻を明記する。
連客名も記載する。
2.客は、出欠の返書を出す。
出来るだけ早く返事を出す。
日にち、時刻も確認の意味で記入しておいた方が良い。
「○月○日○時必ず参上します」等
封書で案内を頂いたら、封書で返事を出す事。
ハガキで返事では、亭主に失礼である。
3.客は、前礼をする。
前日に、明日参上しますとの確認であるので、大切な事。
初めて訪ねる場合でも、電話で前礼をしても許されると思う。
裏方が多人数でないと、亭主は接客に時間を取られたくないから。
電話でも訪問でも、短時間で終わらせる事。
正客が、連客の意志を確認した上で、全員参上する旨を代表して伝えるのも、亭主に対して親切になる。
4.茶事当日
客は、席入の20〜30分前に先方へ到着する。
早過ぎる客の到着には、亭主は困る。亭主には準備の手順がある。
最も失礼なのは、客の遅刻。遅れそうな時には、適宜亭主に連絡する事。
亭主は、席入時刻に合わせて全てを準備しているので、茶事は時間厳守である。
5.客は、出来るだけ早く礼状を出す。
終った後もキチンとしておきたい。
「後は野となれ山となれ」では、次は無いと思った方が良い。
心得のある人は、当日礼状を出している。
親しい仲であれば、電話でも許されるかも知れない。
(注)「ハガキ」と「封書」について、
「葉書」は元々「端書」と書いたように、紙の端に書いた覚書程度のものであるので、
身内や友人などには構わないが、
正式な手紙、非公開の手紙、目上の人に出す手紙等は、封書を用いるのが礼儀である。
大寄せ茶会への出欠連絡などのように、ハガキで返事を求められている場合などは、ハガキを用いるが、
その他の場合には、封書にしておけば失礼に当たらないので、ハガキで連絡を取る場合は、よくよく考えた上で出す事。
下記も参照
2017年1月12日 「手紙 名宛人・差出人 書き方」
2019年2月14日 「茶事 案内、前礼、礼状の実際」
2017-01-12 加筆
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