茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2024年10月27日日曜日

茶事の客 留意点

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茶事の客 ウッカリし易い留意点 (初座 亭主との挨拶) (1)亭主との挨拶があるまでは、扇子は右膝横に縦にして置いておく。 (2)一膝乗り出して亭主と挨拶し、終われば元に戻る。 (3)挨拶が終わった後、扇子を後ろに置く。 (懐石) (4)一膝乗り出して亭主からの膳を受ける。 (5...
2024年10月13日日曜日

馬蝗絆 唐物 青磁茶碗

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唐物 青磁茶碗 馬蝗絆 ばこうはん 東京国立博物館所蔵 重要文化財 マスプロ美術館所蔵 青磁輪花茶碗で「馬蝗絆(ばこうはん)」と呼ばれ、ひび割れを鎹(かすがい)で止めた茶碗が国内に2碗伝わっている。 龍泉窯、南宋時代の砧手青磁で、色、形、共に最上手のものと言われている。 平重盛(...
2024年10月5日土曜日

四滴茶入 蓋 置く位置

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 四滴茶入には、水滴、油滴、手瓶、弦付の4種ある。 1.唐物の四滴茶入 4種とも仕服を付けて濃茶入れとして使う。 仕服を外して 薄茶器として使っても構わない。 2.和物の四滴茶入 楽焼その他 和物の四滴茶入は、水滴のみ濃茶入れとして使う。 水滴以外は、薄茶器としてのみ使う。 蓋の...
2024年9月14日土曜日

茶巾を固く絞る

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茶巾を固く絞る 茶巾は、出来るだけ水分が少なくなる様に固く絞りたい。 通常、 右手の指と左手の指を使って、ひねって絞るが、 その時、親指と人差し指中指で、茶巾を押しつけて水を押し出す積りで、絞る様にする。 更には、 一旦茶巾を絞っておいて、 水屋の左に掛かってい...
2024年9月7日土曜日

表千家 茶筅 (煤竹と黒竹)

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 表千家では、煤竹の茶筅を使うのが決まりであったが、この度 変更があった。 表千家同門会会員向け月刊誌「同門」令和6年9月号に、 家元 猶有斎宗匠が書かれている通り、煤竹が払底しているので、 家元では、 令和6年(2024年) 天然忌の後の茶会や稽古から、 煤竹の茶筅の代用として...
2024年8月4日日曜日

木槿を切る時の注意

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風炉の花の代表は 木槿ムクゲで、種類も多く、梅雨前から夏の終わりまで次々と咲いていく。 木槿は一日花と言われるが、実際は翌日の昼過ぎまで咲いている 1日半の花である。 よって、木槿を生けるには注意点がある。 朝見ると、今朝の花か昨日の花か 区別がつかない。 昨日の花を生けると、お...
2024年7月11日木曜日

炭点前 胴炭をつぐ順序 炉・風炉

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 炭点前では 最初に胴炭からついで行くが、炉と風炉では順序が異なる。 炉の場合 炭斗に手を掛ける前に (炭斗を炉の近くに寄せる前に) 胴炭をつぐ。 風炉の場合 炭斗を風炉近くに寄せてから  胴炭をつぐ。 炭をつかみ始める時の火箸の扱い 炭斗を炉 (風炉) 近くに寄せる時、 男子は...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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