茶道 表千家 (茶事~稽古)(所作~点前)

茶事、点前、亭主の所作、客の所作、道具と扱いについて、私の覚えを綴ります。

2019年10月6日日曜日

茶通箱

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茶通箱には、「二つ入り茶通箱」と「三つ入り茶通箱」がある。 二つとも水屋の物である。 相伝の茶通箱で使われるのは、「二つ入り茶通箱」である。 小間の水屋には、「二つ入り茶通箱」を使う。 広間の水屋には、「三つ入り茶通箱」を使う。 広間では客人数が多い場合があるので...
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2019年9月27日金曜日

茶碗にお湯を注ぐ 水を注ぐ

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茶碗にお湯(水)を注ぎ入れる時、茶碗の右側にお湯が垂れて、 茶碗を取ると、畳が濡れている事がよくある。 その原因の大部分は、柄杓の底の部分が茶碗の右の縁から外に出て、 柄杓の底からお湯が畳に落ちている。 柄杓の合からお湯を茶碗のどこに落とすかが、重要である。 茶碗の中...
2019年6月2日日曜日

二重切 花入 花を入れる

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二重切の花入に花を入れる場合、下の座に入れる。 水は、上にも下にも入れておく。 何故下の座に花を入れるかについては、「槐記 かいき」に詳しい。 近衛家熙公の「槐記」によれば、 家熙公が常修院慈胤法親王(天台座主、三千院門跡)に、二重切花入について伺った話として、 次の様...

平炭斗 炭点前 炉(2)

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平炭斗 炭点前 炉(2) 炭台の炭点前にならって行えば良いが、 炭点前の手順を、普通の炭斗と違う部分を重点的に記してみた。 灰器を下座勝手付に置いた後、 炉の前に廻り、 羽箒を下ろす。 火箸を下ろす。 鐶は割ギッチョに立掛けたままにしておく。 香合を下ろす。...
2019年5月5日日曜日

茶カブキ 掛帛紗 男子の扱い

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茶カブキ 客が入室する前に、 亭主は棚の上の茶カブキ盆に掛けた掛帛紗を外して、本茶の棗を入れ替える。 女の先生方は、男子が掛帛紗の外した後、どの様にして持ち帰るかをご存知ない方もおられるので、その方法を書いてみた。 掛帛紗 ワサを手前に横中央の折り目を山にして、茶カ...
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2019年5月3日金曜日

ギッチョ炭 名称由来

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短い炭を「ぎっちょ炭(ぎっちょう炭)」と言う。 丸ギッチョ、割りギッチョの2種類ある。 ギッチョとは、妙な名前だなと思っていた。 馬に乗った競技者が、玉(毬)を棒で打って(又は掬って)、相手陣に入れる競技が、奈良・平安時代に唐から伝わった。 唐では、「打毬戯」と呼ばれ...
2019年4月21日日曜日

踏込床

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床の面が座敷の畳面と同じ高さの床を「踏込床」(ふみこみどこ)と言う。 板床が多い。 畳敷の踏込床が、時代を下がると板床になっていった。 3代元伯宗旦の頃に、板床に工夫されて行ったようだ。 6代覚々斎原叟が好んだ「原叟床」及び 聚光院の「桝床」が有名。 原叟床、桝...
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仙谷 TSUTSUMI Nobuyoshi
ここで紹介している内容は、私の覚えです。 違うやり方を習われた方は、貴方の先生が正しいのですから、私の様な考え方もあるのだな程度に思って下さい。 「茶事についての覚え」、「点前についての覚え」、「道具と扱いについての覚え」などを中心に書いています。 社中の稽古仲間で行う茶事や本などの知識だけでは、実際の茶事になると戸惑う部分が多いと思います。 本には書いてない様な事にも踏み込んで、実際の茶事の経験に基づいた私の知識を出来るだけ皆様に知って頂こうと思っています。
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